孫
53歳の祖母が孫を車内に置き忘れ孫が死亡した事件。
実に痛ましい出来事ですし、当然ながら祖母の罪ではあるんですが、これって回避が難しいコトに気付きます。
ボクは当事者では無いので真相まではわかりませんが、報道通りに置き忘れが原因だとすれば、それはヒューマンエラーだからです。
ヒューマンエラー。
これは人間である以上、避けられません。
生きていて、一度もミスをしない人間はいません。
また、ミスを選択できる人もいません。
回避
会社などの組織であれば、ヒューマンエラーが起こるコトを前提に仕組み作りが求められます。
つまり、ミスを責めてもあまり意味は無く、ミスをしても被害を最小限にする仕組みを作る方が、はるかに重要なわけです。
しかし、日常生活ではそれは難しいです。
今回の件も、まさか祖母が孫を置き忘れるなんて予想するのは困難です。
本人でさえ、驚きだと思います。
さっきも書きましたが、ミスは本人が選択できません。
思いもよらないところで起こるのがミスです。
物忘れなんて、誰だってやるのです。
ボクだって、何度も物忘れしましたし、これからもします。
この祖母についても同じで、そのひとつがたまたま孫だったわけです。
そうなると、同じ事故が起こるのを防ぐのは非常に難しいです。
特に、人間に、
気を付けましょう
と言うコトは事故防止にはあまり役立ちません。
であれば、考えられるのは、自動車に閉じ込め回避の仕組みができないか、と言う話です。
長時間(例えば2時間)停止している自動車で、車内に動きのあるモノが存在すれば、自動的に窓が開く機構など。
もちろん、それにはデメリットもありますが、そのデメリットを考慮しても、メリットがありそうです。