ChatGPT
最近、ChatGPTと言う言葉をよく聞きます。
Google検索は、検索結果を羅列するのに対し、ChatGPTは答えをズバリ文章で示します。
はっきり言って便利ですよね。
しかし、羅列に対する単一の答えと言うのは、怖い一面があります。
比較検討
ネット上と言う言い方をしますが、ネットを使うのは人間なので、リアル社会と同じと考える方が無難です。
なので、ネット上でおかしな考え方をする人は現実の社会でもおかしな考え方をしている可能性があると仮定するのが合理的です。
例えば、悪質な犯罪事件が数件起きたニュースを見た人が、
「凶悪な事件が増えている」
と言う発言をするのを見かけます。
実際には凶悪な犯罪は時代とともに減っているんですが、そう言う人たちは統計などのエビデンスは参考にせず、目の前の出来事だけで判断してしまうわけですね。
これを書くとボクが言いたいコトも理解してもらえるかも知れません。
ChatGPTは単一回答です。
そこが怖い点です。
Googleの場合は検索結果が羅列されるため、比較検討がしやすいのです。
正しい情報と誤った情報が入り乱れるため、使う人間が総合的に判断します。
一方、ChatGPTは単一回答をズバリと明示されるため、先ほどのように目の前の出来事だけで判断してしまう人は、その回答を鵜呑みにしてしまう危険性があるわけです。
たまたまワクチン接種した後に倒れた人を見て、
「だからワクチンは怖い!」
と言ってしまう人は、因果関係と相関関係の違いすら理解していませんよね。
そして、そんなタイプの人は大勢います。
つまり、ChatGPTの回答を鵜呑みにしてしまう人が大勢いる、と。
そう考えるだけで、怖いですよね〜。