Sidecar
先日から書いているとおり、新しいiPadを買いました。
これで、Sidecar機能が使えるようになりました。
Sidecarとは、iPadにMacの画面を表示して操作できる機能です。
WindowsパソコンとiPadでは使えません。
AirDropやHandoffなどと同様、Apple製品同士でしか使えないので、Apple製品の便利機能をフルで使いたい人はApple製品を揃えるしかありません。
逆に、WindowsとAndroidを持っても、両方とも異なる会社(MicrosoftとGoogle)なので、これまた、そこまでうまく連携しません。
現時点で、パソコンのメジャーなOSとスマホのメジャーなOSとで揃えられるのはAppleくらいしか選択肢が無いのです。
ChromeOSとAndroid(どちらもGoogle)でも良さそうですが、ChromeOSはまだそんなにメジャーじゃないですし。
さて、ボクの自宅のデスクは、こんな様子です。
中央に27インチ画面のiMac 5K、左右に21インチディスプレイ。
計3台の画面でiMacを使っています。
なので、iPadでSidecarを使えば、4画面目のiMacと言うコトになります。
さっそく、やってみました。
上図がiPadでの画面。
あっけないほどカンタンです。
ワイヤレスなのに実になめらかに動きます。
左側にSidecarの操作バー、下側にMacBook ProでおなじみのTouch Barが表示されます。
これらのバーエリアにはMacのポインタは入ってきません。
それ以外の右上の広いエリアがMacの画面なので、その中で、Macのポインタを動かすわけです。
Macのマウスもしくはトラックパッドを動かせば、iPad内にポインタ(マウスカーソル)が移動してきます。
画面の位置関係は、Mac側で設定できます。
ボクのは、このように並べました。
なので、中央のiMacの画面の真ん中あたりから下方向に移動すれば、ポインタはiPadに出てくるわけです。
タップできない問題
iPadをMacのマウスもしくはトラックパッドで操作するのは不思議な気分です。
ボクはトラックパッドユーザーなので、やや混乱します。
実は、iPad上でも指を使っても使えるのです。
ここに記載されています。
Macのトラックパッドでも操作できるし、iPadの画面に触れても操作できる。
それだけ聞くと便利なんですが、実は、やっかいなコトがあります。
それは、iPad上では、タップできない、と言うコトです。
さっきのiPadの画面を見てもらえばわかるように、左側と下側にバーがあり、それらはMacの画面外なので、iPadを指で触れて操作します。
一方、右上の広いMac画面部分は、Macのトラックパッドでポインタ操作ができますし、iPadの画面に触れても操作できるんですが、iPadの画面に触れて操作できるのは、マルチタッチジェスチャーのみなのです。
さっきのページにもそう書かれています。
つまり、普通にシングルタップができないのです。
これが実に不可解。
ウェブブラウザを上下にスクロールさせるのは、iPadの画面を2本指でスワイプすればできるのに、そこに表示されているリンクはタップできないのです。
代わりに、Macのトラックパッドをクリックするわけです。
意味不明。
そりゃ、Macのユーザーインターフェースはポインタで操作するコトを前提に作られているので、ボタンなどは小さいです。
指だと押し間違えるコトもあるでしょう。
でも、それこそ2本指でサクッと拡大して押せば済む話だと思うんですよね。
しばらくiPadでスクロールしたり拡大縮小したりして、いざタップしようとしたらできない。
ちょっとストレスが溜まるんですよね。
であれば、ずっとMacのトラックパッドで操作すれば良いんですが。
iPadを手元に持ってMacから離れたところで操作できるのにシングルタップができないと、そのメリットは半減です。
今後、改良されるのでしょうか。
MacもiPadも、他機種とは比較にならないくらい操作性の良いタッチパネルなのに。