非天マザー by B-CHAN

iPhoneの使い方、IT、ビジネス、金融、経済、不動産、保険、音楽、映画、ニュース、自己啓発その他。

銀行口座情報とマイナンバーを紐付けるコトに反対する理由が無い

10万円着金

 

 

新しいiPadが到着してまだ3日目なので、あいかわらずカスタマイズに余念が無いですが、強は10万円の特別定額給付金が着金したので、そっちの話。

 

ボクは、キャッシュレスやペーパーレス推進の人なので、特別定額給付金の申請も自宅でカンタンにあっさり終えました。

 

www.b-chan.jp

 

 

iPhoneとマイナンバーカードがあれば、自宅にいたまま10分ほどで終わるんです。

ボクが住む横浜市の申請開始が5月12日だったので、その日にすぐに手続きを終えました。

 

そして今日、6月1日に10万円が着金しました。

申請から着金まで20日ですね。

 

 

紙の申請とIT推進と口座紐付けと

 

 

実は今日、ボクは、自分の口座に着金したのをスマホのネットバンキングで確認しました。

電車の中でサクッと確認です。

そして帰宅後、自宅に、紙の申請書が届いていました。

www.instagram.com

 

 

つまりボクは着金後に申請書を見たわけです。

すでに着金しているので、もう申請書は不要なわけで、そう言う意味ではムダです。

封筒の中には上質紙でフルカラーの書面などが入っており、これを全国の数千万世帯に送っていると思うと、その手間とコストが想像できます。

それらにも税金が使われるので、ホントはムダを省いた方が良いんですよね。

ボクのようにスマホで申請が終わっている人には紙の申請書は不要ですし。

 

ただ、既存のシステムではそこまで対応していません。

オンライン申請しても、その先はお役所の人が人力で仕分けているのです。

本来はITは人間の作業を減らし、スピードアップし、ミスを減らすのが役割ですが、日本と言う国の現状としては、そこまでITは活用されていません。

会社にもいますよね。

メールでPDFを送って、それをわざわざ紙にプリントアウトする人。

日本の生産性が低いのは、ITの本質を理解していない人が多いからです。

 

www.b-chan.jp

 

 

今回の特別定額給付金の申請において必要なのは、各人の銀行口座情報です。

口座情報がわからないと、どこにおカネを振り込めば良いかがわからないからです。

 

ここで、ボクのような元銀行員と、銀行員以外の人とで感覚がズレるかも知れません。

まず、おカネを振り込むのに必要な情報は、

 

  • 銀行名
  • 支店名
  • 預金種別
  • 口座番号
  • (口座名義)

 

です。

口座名義にカッコを付けました。ネットバンキングでは通常、口座名義がわからなくても、口座番号までわかれば振り込めます。

 

まあいずれにせよ、誰がどの銀行口座を持っているかがわからなければ振り込めません。

だから、特別定額給付金の申請には銀行口座の記載が必要なのです。

 

この申請に時間がかかるコトから、後の処理も時間がかかり、結果として、振り込みまで時間がかかる、と言うコトになります。

 

普通のネットバンキングなら、パソコンやスマホで送金する際に、その場で振込先の情報を入力すれば即座に送金できます。

これが本来のITの姿です。

情報を入力してからは、人力の作業が入らず、すべてコンピュータ処理するため、早いのです。

 

もし、政府があらかじめ、国民全員の口座情報を知っていれば、振り込みは非常に早く行えるでしょう。

それを実現しようとする法案が検討されています。

マイナンバーと口座情報を紐付ける法案ですね。

 

ここで、いつもの争いが起きます。

現在の与党は自民党・公明党なので、自民党・公明党の支持者は、その法案に賛成する一方で、野党の支持者は、その法案に反対します。

実に低レベルな争いですね。

 

大切なのは、政党では無く国民です。

 

今回のようなケースでは、一刻も早くおカネを受け取りたいのが国民感情でしょう。

であれば、自民党であろうが公明党であろうが共産党であろうが立憲民主党であろうが他の政党であろうが関係ありません。

 

口座をあらかじめマイナンバーに紐付ければ、コンピュータ処理でサクッと行えるので、圧倒的に早く振り込みが実現します。

政党の問題ではありません。

 

なのでボクは、さっさとマイナンバーと口座情報を紐付けてしまえば良いと思います。

反対する理由が良くわかりません。

だって、今回の特別定額給付金を申請するのに、口座情報を書くわけですから。

それなら、あらかじめそうしておいた方が早い、と言うだけのコトです。

 

すると、よくわかっていない人が、

 

口座からネット犯罪でおカネが盗まれたらどうするんだ!

 

と言います。

マイナンバーと銀行口座情報を紐付けても、口座からおカネを盗むコトはできません。

それができるのなら、とっくにそんなコトは起きています。

 

すごく基本的なコトを書きますが、

 

  • 口座に振り込む
  • 口座から引き出す

 

は全然違うのです。

前者は、さっきも書いたように、口座情報があれば、他人が自由に行えます。

AさんがBさんの口座におカネを振り込めるのです。

 

一方、後者は、口座名義人の承諾が無いと無理です。

行うためには、キャッシュカードと暗証番号か、通帳と印鑑、あるいはネットバンキングのパスワードが必要です。

これらが無い限り、他人が勝手におカネを引き出すコトはできないのです。

もっと言えば、残高照会すら不可能です。

そして、これらは、マイナンバーと紐付ける情報ではありません。

マイナンバーと紐付けるべきなのはあくまでも、さっき書いた口座情報です。

なぜなら、目的は口座からの引き出しでは無く、口座への振り込みだからです。

 

なので、ボクは、マイナンバーと口座情報の紐付けには賛成です。

こう言う事態の際に、素早くおカネを受け取れますし、逆に勝手に引き出されたり残高を知られるリスクはありません。

 

口座番号すら教えるのがイヤだ、と言う人がいるかも知れませんが、そうなるともはや、現金でおカネを受け取るしかありません。

ウイルスの感染防止が必要な中で、役所に現金を受け取る人々の行列ができるなんて、問題外ですよね。

 

繰り返しますが、口座情報を知っただけでは、その口座からおカネは引き出せません。

一方で迅速にその口座への振り込みはできます。

 

特段、反対する理由は無いと思います。