開発環境
Rubyを学ぶと言う話を先日からしています。
しかし、言語としてのRubyを知っているだけではできることが限られます。
これは、プログラミングの概念をある程度、理解している人にしかわかりにくいんですが、要は最近は何を開発するのも複雑化しています。
昔のように電源ポンですぐにプログラムを書く感じでは無いんですよね。
ボクのようにWEBサービスを作りたいと志しても、単にRubyを知っているだけでは不可能に近いんです。
これを別の例えで言います。
船の作り方を知っている人がいるとしましょう。
しかし、その知識だけでは船を作るのは大変です。
道具や材料が必要だからです。
身の回りに道具も材料も無ければ、自分で道具も作る必要がありますし、材料も採って来る必要があります。
そうなると、船ができるまで膨大な時間と手間がかかります。
もし、最初から、道具と材料があれば、あとは船を作る知識を活かして船を完成させることができますよね。
環境によって大きく左右されるわけです。
プログラミングにおいても同じ。
例えば、画面に時計を表示したいとしましょう。
その場合、道具や材料が無ければ、すべて自分でプログラムを書き上げる必要があります。
しかし、あらかじめ時計の部品となるプログラムが用意されているとすれば、それらを組み合わせるだけで時計を表示することができます。
世の中にはすでに、そのようなプログラムが先人たちによってたくさん存在します。
そんなプログラムをライブラリと読んだりします。
普通は、既存のライブラリを使ってプログラムを完成していきます。
まさに、道具や材料がふんだんにある状態ですね。
そうすれば、ゼロからすべて自分で作る必要が無くなり、大幅に時間短縮が可能になります。
そんな風に、プログラミングの効率化のために用意されたツールを、開発環境と呼びます。
Rubyの場合、一番有名なのが、Railsと呼ばれる開発環境。
一般的には、Ruby on Railsと呼ばれます。
この開発環境を使って、WEBサービスがどんどん生まれています。
開発環境の構築
で、電源ポン、と違って、こう言った開発環境は最初に構築しないと使えません。
ボクの場合は、Macを使っているので、UNIXと呼ばれるシステムがベースになっていて、世の中で非常に人気のあるシステムですが、初心者のボクにとっては知らないことだらけ。
詳しく書くとキリが無いのでカンタンに書きます。
まず、Macに環境を構築するには、パッケージ管理と呼ばれるアプリを入れるのがラクであること。
一番有名なのは、
と呼ばれるモノで、パッケージ管理と呼ぶそうです。
要は、Homebrewを入れておけば、いろんなパッケージをカンタンにインストールできるようになるってことです。
で、Homebrewからrbenvと言うパッケージをインストールします。
これが無くてもRuby on Railsは使えるんですが、rbenvを使えばバージョン管理ができるようになるってことらしいです。
で、そのrbenvからRubyをインストールします。
次はBundlerのインストール。これも無くても良いんですが、これを使えば、プロジェクトごとにバージョンを使い分けられるそうです。
例えば、Rubyのバージョンが上がってしまい、古いプログラムが動かなくなった場合、そのプログラムを動かすときには古いRubyを動作させる、そんな感じですね。
で、Ruby on Railsのインストール。
これでようやく開発環境が入りました。
ね、大変でしょ。
もちろん今回は、そこまでの具体的なやり方は一切書きませんでした。
実際には、Macのターミナルの知識、UNIXのコマンドの知識がある程度必要です。
これ、パソコンが複数あれば、それぞれにやる必要があります。
ボクは自宅にiMacがあり、そこで勉強しますが、念のためMacBook Airも処分せずに残しています。
時間を効率的に使うには、やはりノートパソコンですね。
MacBook Airを持ち歩いている人を多く見かけるようになった理由がやっとわかりました。
と言うわけで、今回もボクの学習の備忘録的な記事でした。