騒音問題
前回の記事で、
速やかに
と
遅滞なく
を比べたわけですが、その後、様々な検証、協議、意見をまとめたところ、結論としては、ボクが間違いでした。
前者の方が、より即時性があるとのことです。
同僚、すまぬ!
さて、今回は、騒音問題。
うちの会社は不動産の管理会社なので、マンションの住人から騒音のクレームが来ることがあります。
●●号室がうるさい!
と。
これ、非常にやっかいな問題なんですよね。
なぜなら、管理会社がなかなか対処できないからです。
一部の高級マンションを除き、世の中のたいていのマンションやアパートには、24時間常駐の管理なんてありません。
理由は簡単で、コストの問題です。
コストをかければ24時間常駐は可能ですが、その分、家賃は跳ね上がります。つまり、高級マンションですね。
で、騒音問題は夜中が多いんですよ。昼間は多少の騒音があっても気にならない人が多いので。
夜中の騒音は対処が難しいんですよね。
管理会社の人間は、ます夜中には現場にいません。
ボクもです。
だから、対処方法としては、クレームを受けたら、騒音を出していると思われる部屋の住人に電話して、事情を伝えるんですね。
これで素直に直る人なら、そもそも騒音なんて夜中に起こさないんですよ。
むしろ、キレられます。
言い掛かりはやめろ!
何を証拠に言ってるんだ!
そう言われると証拠が無いので、そこまでです。
ボクらは、とにかく法に触れないように管理しなきゃいけないという縛りがあります。
だから証拠も無く申し出しにくいんです。
かと言って、証拠をつかむために真夜中に現場で張り込むのも大変です。
そう言うシフトを組むような組織になってませんし、もしそういう組織にするなら、当然コスト増になり、経営を圧迫します。
経営を圧迫しないためにはブラック企業になるしかありません。
徹夜
実は、これを書いている今夜、ボクは真夜中のマンションで張り込み予定です。
なぜなら、まさにそういうクレームがあったからです。
結局、サービス残業です。終電が無くなって現場のマンションから帰宅できないかも。
ボクの自宅は横浜なのに東京で朝まで野宿ですか。
こんなふうに、根本的な解決にはなりません。
誰かが犠牲になります。
マンションの騒音問題。
誰か、うまい解決方法を教えてくださいよ。