メールへの返信?
ボクは、ブロガーとして稼いでいる以外に、10社ほどの様々な企業に勤めてきました。
巨大銀行や外資系生保、不動産ファンドベンチャー、スタートアップ、零細、ひとり企業など。
とにかく様々です。
様々な企業を経験すると、何といっても違いが見えてくるんですよね。
これは1社しか経験の無い人には絶対にわからない目線です。
ITに関しても、進んだ企業もあれば遅れた企業もあります。
ボクが現在、勤めている企業は、なかなかの遅れ企業です。
そんなウチの会社での、メールに関するできごと。
かつてボクがいたファンド企業は、どちらかと言えば最先端で、メールも1日に100通から300通くらい来ます。
超高速処理が求められ、みんなとにかくハイレベルでした。
今のうちの会社は勉強しない人ばかりなので、メールに関しても面白い現象が起こります。
先日、とあるメールが来た話を書きました。
「あなたの言い訳が通用するのは今回だけよ。次回からは言い訳は通用しないから。」
このメールに関して、ボクは了解したので、別に反論も何にもせず、そのまま数日が過ぎたんですよ。
すると、また、メールが来ました。
「あのメールに関して、あなたから了解したかどうかの返信が来てないんだけど、どういうことなの?」
え?
ボクは素直にメールを受け取っていたつもりなんですが、どうやら、それに対して何らかのレスポンスを返さなきゃいけなかったようなのです。
これが転職組の難しいところ。
あらゆるメールに対していちいち返事しなきゃいけないらしいんです、ウチの会社は。
ボクの過去の経験では、1日に100通も300通もメールが来るので、反論でも無い限りはいちいち了解の返信なんてしなかったわけです。
それで承諾の意思表示ですから。
メールとは書留である
郵便物で考えてみましょう。
一般の郵便物なら、相手にきちんと届いたかどうかはわかりません。
だから念のために到着確認する必要があるかもしれません。
でも、書留郵便なら、配達までが記録されます。
つまり書留で送ったということは、相手がそれを受け取ったということを意味します。だから、見ていないという言い訳が通用しません。
メールって、書留郵便だと思いませんか?
つまり、メールを送った事実をもって、受け取った側はそれを見ていると言うルールにすれば、非常に効率がいいのです。実際にそうですし。
それをいちいち、見ました!という返信なんかしてたら非常に非効率。
反論が無いことをもって、承諾ということにしておけば、それで済むんです。
そうしないと大量のメールを超高速処理するのは無理ですね。
進んだ会社(まともな会社)ではたいていそうしていると思います。
しかし、今のウチの会社では、同意であろうが反対であろうが関係なく、とにかく、メールを見たのかどうかを返信しなきゃならないんです。
「メールを送ったけど相手が見たかどうか、わからない。」
からだそうです。
うーん、非効率。
メールを送った以上、受け取った方が見る責任があり、何かあれば、見てなかった方が悪いというルールにすればいいのに。
つまり、受け取ったメールは必ず見るというルール。
そうすれば問題ありません。見ましたと言う返信なんていらないんです。
なのに、100通のメールが来たら、100回とも、「見ました。」「了解しました。」と言う返信をしなきゃいけない今のルール。
ああ、アホくさ。
でも、ほとんどの人が勉強する習慣が無いので、そう言った合理性に理解を示さないんです。
おかげで、進んだ会社なら1時間で終わる仕事が、ウチでは2時間も3時間もかかる。
やはり会社というのは人材に左右されます。そして類は友を呼ぶんです。
メールのタイトル
ちなみに、上にも貼ったIT業界出身の同僚は、メールのタイトルに毎回、
「●●課の■■です。業務連絡。」
と書いてきます。
いったい彼は本当にIT業界出身なんでしょうか。
メールのタイトルに自分の名前なんか書かなくてもわかるっつーの。
業務連絡なんていちいち書かなくても、仕事のメールは全部、業務連絡だっつーの。
それよりも、
「▲▲の件」
と書いてくれないと、いちいちメールの中身を見なきゃいけないでしょ。タイトルだけで判断できない。
さすがにボクは彼に注意しましたけどね。
なぜ他の人は誰も注意しない。やはり類は友を呼ぶのか……。
ボクは呼んでもらって今の会社に勤め始めたので、そう簡単に辞めるわけにはいきません。しばらくはこの環境とのお付き合いが続きます。
やはり、1つの会社にずっといる人は井の中の蛙で、数々の会社を経験した人だけが感じる違和感なんでしょうか。
まあそろそろ仕事のやり取りもメッセンジャーアプリが主流になるんでしょうけど。
仕事のしすぎで全身の痛みが治らないボクはこれを買おうか検討中です。