用途地域
日本には都市計画法ってのがあって、日本の国土をいくつかの種類に分類しています。
分類された地域を用途地域と呼び、全部で12種類あります。
いや、12種類ありました。
ボクは不動産管理の仕事をしていた関係で、いや、その前から、不動産関係の資格をわりとたくさん持っています。
- 宅地建物取引士(宅地建物取引主任者と呼んでいた時代に獲りました)
- 管理業務主任者
- マンション管理士
- 不動産コンサルティン技能士(試験に合格したのみで登録はしていない)
- 賃貸不動産経営管理士
不動産以外にも色々持っていますが、不動産関係はこんな感じですかね。
ただ、賃貸不動産管理の仕事をここ数年やっていたので、不動産取引の事情に疎くなっていました。
昔、宅建の試験を受験するのに、12種類の用途地域を覚えました。
と言うか、不動産屋さんなら知っていて当然です。
- 第一種低層住居専用地域
- 第二種低層住居専用地域
- 第一種中高層住居専用地域
- 第二種中高層住居専用地域
- 第一種住居地域
- 第二種住居地域
- 準住居地域
- 近隣商業地域
- 商業地域
- 準工業地域
- 工業地域
- 工業専用地域
例えば、工業地域と呼ばれる用途地域には、小学校や中学校などは作ってはいけません。禁止されています。
また、第一種低層住居専用地域には店舗や事務所は作ってはいけません。
そうやって、棲み分けしているわけです。
田園住居地域
何十年も、その12種類でした。
しかし、今日、ボクは、管理業務主任者の更新講習を受けたのです。
5年ごとに更新が必要ですからね。
そこで知りました。
今年の4月から新しい用途地域が登場したことを。
それが、
田園住居地域
なんじゃそりゃあ!
聞くところによると、住宅地域にある農産物を作る土地を守るための用途地域らしいです。
昔の日本は経済成長していてどんどん宅地化してたんですが、今は逆に農地などを守る政策になってるんですね。
それに対応した新用途地域らしいんですよ。
ずっと、賃貸物件の管理ばかりしていたからと言って、同じ不動産業界にいながら、今日まで知りませんでした。
いや恥ずかしい。
と言うか、数十年ぶりの大きな変革ですよ、これ。
業界のみなさん、知ってました?