アドセンス
ボクのこのブログの文中や文末などに広告があるのがわかるでしょうか。
それがGoogleアドセンスと呼ばれるモノです。
従来は、一部の特殊な人を除いて、ひとつのページにアドセンスは3枚までと決められていました。
それが、このたびのアドセンスのポリシー変更により、枚数の上限が撤廃されたようです。
どこにも3枚までとの表記はありません。
と言うわけで、さっそく、広告の枚数を増やしたブログやウェブサイトがあるようです。
もちろんそれも戦略。
広告収入で生活費を稼いでいる個人や企業は死活問題ですからね。
そしてボクもまた広告収入で生活している人間です。
ところで最近、iPhoneの画面から広告をカット(非表示に)するアプリが流行っています。
これです。
話は単純で、広告がウザいから消す。それだけなんですよね。
広告のメリット
で、ここからは、頭脳勝負です。
みなさん、テレビの民放番組は、なぜ無料で見られるのでしょうか。
それは広告があるからです。
視聴者が広告を見ることで、広告宣伝費がスポンサー企業から放送局に支払われ、そのおカネで番組を制作することができるわけです。
つまり、もし視聴者が広告を見なくなれば、当然、テレビ局は潰れ、結果的に視聴者はテレビ番組を見ることができなくなります。
あるいは、テレビ番組を有料化して存続するかです。
民間企業のマーケットはあくまでも消費者の意思によって動かされます。
政府はコントロールできません。
ポケモンGOが流行っているのは政府の権力では無く、消費者の好みです。
マーケットは消費者に委ねられているのです。
だから、もし消費者が、テレビの広告なんか見るよりも有料化したほうが良いと思えば、そうなります。
でも実際には、テレビは今でもずっと無料です。
つまり、多くの視聴者はテレビを無料で見ること、つまり広告によるビジネスモデルを受け入れているんですね。
実はこれ、インターネットにも通じるところがあります。
Googleの多くのサービスは無料ですが、Googleは莫大な広告料を受け取ることで、それを実現しています。
もし広告が表示されなくなれば、いまのGoogleのビジネスモデルは成り立たなくなり、つまりユーザーはおカネを払わないとGoogleマップやGmailなどを使えなくなります。
広告を見る代わりに、無料で使う。
広告を見ない代わりに、有料で使う。
この選択肢がユーザーにはあります。
そして、大多数のユーザーが支持しているのが前者なんですよね。
だからこそGoogleはあれほどの巨大企業になりました。
テレビの世界でも広告を扱う電通という企業があれほどの巨大企業になったわけです。
いまこの文を読んでいるあなたももしかしたら、無料を支持する読者かもしれません。
こうやって無料でブログを読むのが好ましいか。
それとも世の中のすべてのブログやウェブサイトが有料化してしまうか。
ボクは圧倒的に無料支持派です。
それをキープするための仕組みが広告なんですね。
ボクのこのブログにも広告が貼ってあります。
それをあなたが見てくれるおかげで、あなたは1円もおカネを支払うこと無く、そしてボクはあなたから1円ももらうこと無く収益をあげることができ、こうやってブログを継続することができています。
多くのウェブサイトも同様です。
繰り返し言いますが、どちらを支持するのはユーザーに委ねられます。
強制ではありません。
ただ、もし、このような無料で利用できるたくさんのウェブサイトをこれからも維持したいと思ってくれるのであれば、ぜひ広告はカットしないでくださいね。
と言うわけで、いつもの記事、貼っておきます。