非天マザー by B-CHAN

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ステマ(ステルスマーケティング)を気にする側に問題がある。自分の人生なのに自分の意思が存在しない話。

ステマと製品の質とは無関係

 
みなさん、こんにちは!
B-CHANです。
今回はステマ(ステルスマーケティング)の話。
ステマとはユーザーのフリをして商品をほめて評判を高める手法です。
実はホントにほめてるわけではなくて、裏でオカネをもらってたりすることもあり、実際には宣伝だとも言えます。
 
「だからステマされてる商品は買わない!」
 
なんて言う人もいるでしょうが、ちょっと待ってください。
ステマに関してはステマ自体に問題があるのであって、商品の質とは無関係ですよ。
ステマされてるから、その商品はダメだと思うのは早とちりです。
 
例えば、あなたがとても気に入って何度も買っている商品があるとします。
ある日、その商品に関してのステマを見つけました。
では、その商品はダメな商品なのでしょうか。
違いますよね。
実際に気に入って使ってきたわけです。
それを他人のステマによって評判を変えてはおかしいですよね。
自分の評価よりも他人の評価に左右されるんですか?
ステマをするという行為がおかしいのであって、誰かがステマをしたから、その商品の質が落ちるわけではありません。
 
こんな話があります。
ある人気商品Aがあります。
その人気に歯がゆい思いをしている商品Bの業者。
そこでその業者はAのページにユーザーのフリをして、あからさまにほめちぎるコメントを書きます。
世の中の人たちはそれを見て、ステマだステマだと騒ぎます。
Aの評判は落ちます。
わかりますか?
実際にはAの質は何ら変わらないのに、悪意の書き込みによって評判を落とすこともできるんです。
そして何ら問題無いのにユーザーはAを使わなくなります。
これはメーカーにも不幸ですし、良いモノなのに使わなくなってしまうユーザーも不幸です。
実際のモノの中身で判断せず、他人の評価で判断するから、そうなるんです。
 
趣向というのは他人ではなく自分で判断することです。
みんなが肉が好きだと言ってるからと言って自分も無理に肉を好きだと思い込む必要は無いですよね。
みんながおいしいと言ってる店だからと言って、あなたにとっておいしいとは限りません。
趣向はみんな違うんです。
だから、飲食店の評価をするウェブサイトで点数の高い店がおいしいと思うのは間違いなわけです。
高い点数を付けたのは、あなた以外の人たちなんですから。
 
こんなに簡単なことなのに、多くの人が、ステマステマと騒いで、それに左右されて良い商品ですら避けてしまう。
自分で考えることを捨てて他人の評判で判断してしまう。
人気の店に飛びつき、世の中で流行ってる音楽を聞き、ヒットしている映画を見に行く。
全部、他人の評価ですよ。
 
いったい誰の人生なんでしょう?