非天マザー by B-CHAN

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英語上達完全マップ(森沢洋介著)で英語の勉強法を根本的に見直してみた

瞬間英作文と音読パッケージ

ボクは以前、不動産ファンドで外国人投資家と英語でのメールのやりとりやプレゼン資料作成などをしていましたが、直接会話することはあまりありませんでした。
最近、めちゃくちゃ久しぶりにTOEICを受けました。
リーディングセクションはほとんど出来ているのに、リスニングセクションはほぼ全滅。
まさに受験英語の典型のような実力で、正直がっかりしました。
東京に来てからの4年間、毎朝、電車の中で英語を聞きながら新聞などを読んでいましたので、自分としてはそれなりにリスニング力もアップしていると踏んでいたんですが、とんだ勘違いでした。
そこで、根本的に英語の学習法を見直しました。
この、森沢洋介さんの本を読んで目から鱗。


英語上達完全マップ

音読パッケージトレーニング

これらの本によれば、要するに、意味のわからない英語をいくら聞いてもリスニング力は伸びないということでした。犬が吠えているのを何年聞いても犬語がわかるようにはならないのと同じです。
だから、それを直すにはわかる英語をわかるようになるまで聞く。これに尽きます。
それと、もうひとつ、多くの日本人がリスニングと並んで苦手とするスピーキング。
これも、苦手なまま上を目指そうとしても上達はしない、ということです。
包丁もろくに使えない料理人が高級料理を作ろうとしても無理、そういうことです。
例えば、
「彼女の目は青いですか?」
これを10秒以内にすぐに正確に英語で言えますか?
答えは、
"Are her eyes blue ?"
動詞、主語、語順、三単現のSなど、一字一句正確に瞬時に出てくる人って意外と少ないんですよね。でも、これって中学生英語です。
もう一問。
「あれらの家は彼らのですか?」
これも10秒以内で。
答えは、
"Are those houses theirs ?"
これも、語順、代名詞、複数形など、一字一句正確にすぐに言えましたか?たぶん、すぐに出来た人は少ないと思います。これもまた中学生英語です。
森沢さんは、こんなふうに、中学生英語も瞬時に使えない人が英会話ができるようにはならないという観点で、逆に、この程度の英語を完璧に使いこなせるように教材を作っています。
いずれの教材も特徴は、文面で見ると非常に簡単な点です。
文法も単語も中学生レベル。
ただし、見てしまえば簡単な英語なのに、見ないで口で言えと言われると上記のようになかなか出てこない人が多いのです。
これらを何度も繰り返すことで徹底的に鍛え上げる教材となっています。
パラパラとめくってみると、あまりにも簡単な英文ばかりなので、思わず、
「こんな簡単なので上達するわけがない」
と思ってしまいます。
そこがポイントです。
とにかく、前書きと学習法を読んで見て欲しいと思います。
大変説得力があります。

まずはとにかく、一番上の、英語上達完全マップを読んでみてください。
すると音読パッケージトレーニングを買わずにはいられなくなります。
ボクはまだ、このトレーニングをやり始めて数ヶ月しかたっていませんが、明らかにリスニングできる範囲が広がってきました。
まったく過去4年間の電車でのリスニングはなんだったんだろう。
森沢さんの言葉を要約すれば、
語学学習というのは人類の歴史と同じくらい歴史があり、その方法も確立されています。
正しい方法で学習すれば上達しますし間違った方法で学習すれば上達しません。
外国にしばらく留学しても英語が話せない人がたくさんいるいっぽうで日本にずっと住んでいても英語が話せる人もいます。
その違いは学習法の違いです。
もし学習意欲があるのに伸びない人は、参考にしてみてください。
でも、最後に言えることは、
意欲が無ければ絶対に伸びません。
一番重要なのはモチベーションです。