実はシングル化されていない大名曲「三人」
世の中的には「桜坂」という曲は福山雅治が有名ですが、ボクの中では「桜坂」は槇原敬之です。福山桜坂が出たのが2000年。
槇原桜坂が出たのが1990年。
そう、槇原敬之のほうが10年も早いんです。
そしてボクはその1990年にそのアルバムをすでに買っていました。
槇原敬之のファーストアルバム、「君が笑うとき君の胸が痛まないように」に含まれている曲で、シングルカットはされていません。
この時はまだ槇原敬之は顔を出していませんでした。CDアルバムのジャケットもイラストだけでした。
福山桜坂はシングル曲なのでオリコンランキングに入りますが槇原桜坂はアルバムの中の1曲なのでランキングに入りません。
なんだか変な話ですよね。
ランキングって本来は曲の良し悪しで上下するのが正論だと思うんですが、実際には曲の良し悪し以前にシングル化されたかどうかで変わるんですから。
ボクは槇原桜坂を本当に名曲だと思っていて良く聞いていたんですが、残念ながらまだそのときは槇原敬之の知名度は高くありませんでした。
歌手の知名度によって曲のランキングが影響を受けるのも、これまた変な話ですよね。
曲の良し悪しでランキングが動いて欲しいものです。
10年経って福山桜坂がヒットしたときに、桜坂と言えば福山雅治みたいな風潮になったときに、そう思ったんですよね。
槇原敬之は大阪で歌手活動をやっていたので、桜坂は大阪にある坂です。
せっかくなので、槇原桜坂を聞いてみてください。
同じアルバムに入っている初代「北風」も名曲です。
ただそのときは槇原敬之の知名度が低く、あまりヒットしなかったので、数年後にリニューアルされて再リリースされ大ヒットしましたね。
ボクは初代「北風」のほうが好きです。
そして、3枚目のアルバム「君は僕の宝物」に入っている「三人」という曲。
これがボクにとっての槇原敬之史上最高の大名曲だと思います。
歌詞が無くてもメロディーラインだけでも泣けます。
ぜひ聞いてみてください。
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