英会話が苦手な人へ
みなさん、こんにちは!
B-CHANです。
今や大手企業を中心にTOEICの評価導入が進んでいます。
でも、ちょっとまってください。
企業が欲しいのはテストの点数が高い人ではありません。
仕事の能力が高い人です。
TOEICの点数が高い人は仕事で英語を使える人でしょうか。
いえ、違いますね。
英会話が得意な人はTOEICの点数も高いです。
でも逆にTOEICの点数が高い人が英会話が得意だとは限りません。
ある事象が真であっても、逆は真とは限らないという事例ですね。
「エリートの大半は早起き」と聞いて早起きするのが間違いである理由 - 非天マザー by B-CHAN
TOEICは聴くこと(リスニング=listening)と読むこと(リーディング=reading)が中心です。
話すこと(スピーキング=speaking)と書くこと(ライティング=writing)には向いていません。
インプットのテストであってアウトプットのテストでは無いんですね。
だからTOEICの点数が良くても、多くの日本人は英会話はまるでできないわけです。
企業がTOEICの点数を社員に求めて、社員がそれに応えても、仕事で英語がまったく使えない。これでは意味が無いです。
企業はホントはTOEICよりも英検を重視したほうが良いんですけどね、そういう意味では。
スピーキングのトレーニング
さて、そんな英会話の苦手な日本人が英語を話せるようになるためには、ひたすらスピーキングの練習です。
言いたいことが瞬時に口から出てくるようになるための基礎回路を身に付けるための瞬間英作文トレーニング。その代表的な教材が森沢洋介さんの「話すための瞬間英作文トレーニング」シリーズ。
ボクもこの非天マザーで何度も紹介しましたし、活用法も書きました。
効果の大きい人気の英語本「音読パッケージトレーニング/森沢洋介著」の説明がわかりにくいので学習法をわかりやすく整理してみた - 非天マザー by B-CHAN
森沢本を100回200回と繰り返すうちに、基本文型で英語を話せるようになります。
これと日常のボキャブラリー学習をすれば基礎会話はOK。
TOIECの点数が高いのに英語を話せないと言うありがちな人のための英単語学習本 - 非天マザー by B-CHAN
ただし、森沢本では基本文型中心です。
いわゆる敬語とかビジネスマナーなどの言い回しは苦手です。
「あなたの名前は何ですか?」
とは言えますが、
「恐れ入りますが、お名前をお聞きしてよろしいでしょうか?」
とは言えません。
そこで、「英会話ペラペラビジネス100」をオススメしました。
瞬間英作文トレーニング向きの超オススメアプリが60%オフセール中で特典付き - 非天マザー by B-CHAN
ビジネスの現場ではマナーが重要なので、その言い回しを身に付けようということです。
日常英会話
しかし、これはあくまでもビジネス向け。
日常生活の言い回しも身に付けたいところです。
これも基本的には瞬間英作文なんですが、教材に迷うところです。
色々調べた結果、ボクがベストだと思ったのが、「絵で見てパッと言う英会話トレーニング」シリーズ。
紙の書籍版にはCDも付いていて音声を聞くことができますが、もっと便利なのがiPhoneのアプリ版。
これなら本を持ちながら音楽プレーヤーを聞く必要がありません。
アプリのダウンロードは無料ですが、初期状態ではシーン1のみが収録されています。
アプリ内で購入することで残りのシーンも学習できるようになります。この形式なら、とりあえず無料体験できるのでボクは好きですね。
ちょっと長いですが、全シーン一覧を載せます。
各シーンにそれぞれたくさんの文が含まれています。
全部数えたわけではありませんが、1シーンあたり200文くらい収録されているので、おそらく全部で4000文くらいありそうです。ボリューム満点。
シーンのスタート画面はこんな感じ。
出題画面。この絵を見てパッと答えます。あくまでも絵を見てイメージを焼き付けましょう。
答え合わせをします。自分の定着度を判断して、「まだまだ」「もう少し」「覚えた!」のいずれかをタップします。
こういう言い回しも。
これを暗記するのではなく、この言い回しを覚えます。単語を変えれば応用できますね。
「悪いんだけど、窓を閉めてもらってもいい?」
Would you mind shutting the window?
みたいに。
学習した成果を一覧表示できます。自己評価別に再トレーニングできます。例えば、「まだまだ」の文だけを重点的に学習できたりします。そして覚えたら、「覚えた!」に切り替えます。そうやって「まだまだ」を減らしていけばいいんですね。
文字だけの学習よりも、圧倒的に定着しやすいです。ビジュアルの重要性が実感できます。
他のほとんどの学習教材は文字ベースなので、このアプリの学習法は特徴があり、しかも効果的です。
アプリを見ていない時でも頭の中にビジュアルが浮かび、それに該当する英文が出てくるようになります。
ボリュームも多く、日常の多くの場面に対応できます。
日常生活のスピーキングに関しては、他の教材に手を出さず、これだけを繰り返しておけば、かなり上達するはずです。
全シーンを見るための価格は、この記事を書いている時点では1000円。
アプリとしては高額かもしれませんが、紙の書籍版よりもずっと安く、しかも取り扱いもラクです。
再トレーニング機能は紙の書籍には無い機能です。
よく書いていることですが、勉強はあちこちの教材に手を出すのではなく、絞り込んで、その教材が磨り減るまでやりこなすのが結局は早道。
アプリは磨り減りませんが、100回200回と継続して繰り返してみてください。
短期集中ではなく、毎日の学習習慣を中長期に継続するのがポイントです。
まあそれは英語に限りませんが。
このアプリを使って、単にTOEICの点数が高いだけの話せない人から脱却してくださいね!