一番効率的な学習
英単語を覚える方法はいくつかあります。
- 単語帳でひたすら単語と意味を暗記する方法
- 英文を読む中で覚えていく方法
後者の方法は読解力と語彙力の両方が鍛えられるので効率が良いと言われています。
ボクもそれに異論はありません。
超有名なこんな本がありますね。
ただし、語彙力を鍛えるという意味では、ちょっと時間が掛かるんですよね。
英文を読む時間が掛かりますし、英文の中に出てくる単語のうち知らない単語の割合が低ければ、新たに覚える単語が少ないと言うことになりますから。
なので前者と併用するのが効率が良くなります。
前者だと、ひたすら単語帳で単語と意味を暗記していくので、短時間に数多くの単語を学習できます。
気を付けたいのは、無駄な時間を使わないこと。
例えば、紙の書籍の英単語帳だと、ページ構成はずっと変わりません。
最初のページから最後のページに向かって読み進めることを繰り返すと、すでに覚えた単語も何度も見ることになります。
すでに覚えた単語はパスして、まだ覚えていない単語だけに時間を使いたいですよね。
こうなると、紙の書籍では限界があります。
そして逆に、スマホアプリなら、そういうインタラクティブなことが得意中の得意ですね。
ボクも、有料無料、ずいぶん数多くの英単語アプリを使ってきました。
その中で、結局、今でも最も優れていると思う英単語学習アプリがあります。
それが、アルクのキクタン。
このアプリの優れている点を書きます。
- 解答する際に選択式では無いこと
- 覚えていない単語だけを学習できること
- 覚えるまで繰り返し出題されること
解答する際に選択式では無いこと
英単語が表示されて、その意味を当てるアプリはたくさんあります。
その場合、4択の中から正解の選択肢を選ぶとか、アルファベットでスペルを埋めていくという解答方法のアプリがほとんどです。
選択肢方式だと、記憶があいまいでも正解してしまうことがあるんですよね。
また、穴埋め方式だと解答に時間が掛かります。
このキクタンはこんな風に出題されます。
出題されたら自分の頭の中で答えてください。自室なら声に出しても良いでしょう。
つまり、iPhoneに向かって何か答えを入力するのでは無いんです。
で、答えたら、「意味確認」ボタンを押すんです。
すると次のように正解が表示されます。
自分の答えが合っていたら、「知っている」ボタンを押します。
逆に間違っていたり、記憶していなければ、「知らない」ボタンを押します。
つまり、このアプリでは、答えそのものは入力しなくて済むんです。
その分、短時間でたくさんの問題をこなせます。
入力するのはあくまでも、自分が知っているか知らないかという情報。
実はここにもうひとつのメリットがあります。
覚えていない単語だけを学習できること
全16問で1セット。
16問が終わったら、こんな画面になります。
正解した数と間違えた数が表示されています。この場合だと、7つの単語を覚える必要がありますね。
で、ここから、その7つに関して詳細学習が始まります。
例えばこれ。単語と意味が表示されます。ここで覚えます。
裏返すと、例文も表示されます。ちなみに、単語も例文も、すべて音声がなります。リスニング対策もバッチリ。
間違えた単語をすべて学習し終えたら、確認テストをします。
ここでは3択問題です。選択肢方式にすることで覚えやすくしてるんですね。
ここでもまだ覚えていなければ、「Don't Know」を選びます。
こうやって、ひたすら16問を1セットで問題を解いていくんですが、重要なのは、自分が覚えているか覚えていないかを単語ごとにチェックしていくことなんですよ。
覚えるまで繰り返し出題されること
覚えている単語を何度も学習するのは無駄です。
なので、このアプリでは覚えている単語は次からは出題されません。
逆に、覚えていない単語は、覚えるまで何度も何度も出題されます。
英単語学習の最大の肝は繰り返し学習。
有名なエビングハウスの忘却曲線ですね。
だから、一夜漬け学習なんて意味が無いんですよ。
ボクの学習状況はこんな感じ。どの単語が何回繰り返されているかが表示されます。
繰り返しの回数が多い単語ほど、マーカーペンの色も濃くなっています。
いかがでしたか。
このアプリの学習方法、非常に効率的だと思いませんか?
ボクはとにかく毎日、電車での移動時間などのスキマ時間に起動して、コツコツと覚えています。
TOEIC対策用として3種類。
大学入試用として3種類。