他社サービスにGoogleやFacebookのアカウントを使うメリット
みなさん、こんにちは!
B-CHANです。
あるサービスを新たに利用するときに、そのサービスのアカウントを作ることって多いですよね。
いわゆるIDとパスワードを作ります。
でも最近は、GoogleやFacebookなどのアカウントを使ってログインできるサービスも増えてきました。
次の画面は、Fancyというサービスとschooというサービスです。
そのサービス専用のアカウントを作らなくても、すでに持っているFacebookやGoogleなどのアカウントで登録できるので、あらたにアカウントを増やさなくて良いというメリットがあります。
あらたにアカウントを作るときに、氏名やメールアドレスや電話番号などを入力させられることを考えるとずいぶんラクですね。
そんなわけでボクも、以前はそういうサービスにはGoogleのアカウントなどで登録していました。
以前は。
でもよく考えるとメリットよりもデメリットが大きいことがわかってきました。
他社サービスにGoogleやFacebookのアカウントを使うデメリット
デメリットは大きく3つ考えられます。
- セキュリティ
- サービスを辞めた時に面倒
- SNSにバレる
まずはセキュリティについて。
最近、インターネットをにぎわしているニュースのひとつが不正ログイン。
A社のサービスにもB社のサービスにも同じIDとパスワードを使いまわしている場合、万が一A社のパスワードが第三者にバレると、その第三者はB社のサービスにも簡単にログインできてしまいます。
しかもその場合、その第三者は正式なIDとパスワードで堂々とログインできるので、サービス側に欠陥が無くてもログインできてしまうのです。
もちろん不正ログインであることを見分けるのも非常に困難です。
実は、それと同じ事がGoogleやFacebookを使ってログインすることにも言えるんですよね。
例えばもし、あなたがFacebookのアカウントでA社、B社、C社のサービスに登録していた場合、万が一Facebookのパスワードが漏れてしまうと、一気にA社、B社、C社のサービスにもログインできてしまうことになってしまいます。
GoogleやFacebookなどのアカウントで他社サービスにログインすることはID・パスワードを使いまわすのと同じような意味になりリスクが大きいです。
次にサービスを辞めた時に面倒という話。
要するに、将来、GoogleやFacebookなどを辞めるときに面倒が発生するということです。
GoogleやFacebookのアカウントでログインしていたということは、それらを辞めたら、当然、ログインできなくなります。
その時、引き続きサービスを利用するには、そのサービスの会社と何らかのやり取りをするんでしょうけど、数が多ければ、その数だけのやり取りが必要になり、とても面倒です。
Googleにしてもフェイスブックにしても誕生してまだそんなに年数が経っていません。
10年後も同様に使っているかどうかなんて、さっぱりわからないんですよね。
そして最後にSNSにバレるという話。
GoogleやFacebookなどと連携するということは、各社のサービスがGoogleやFacebookのデータを取り扱えるということです。
この点は各社によって対応はまちまちですが、例えば、本人が知らずにフェイスブックに書き込まれるかもしれません。
そうなると他の友だちに、サービスを利用していることがバレますよね。
もちろんバレても良いという人もいるでしょうが、利用するサービスの数が増えてくると、どのサービスが何をSNSに書き込むのか、書き込まないのか、把握するのも大変です。
以前も書いたんですが、インターネットに何かを書くということは、半永久的にネットに残るというリスクを知っておく必要があります。
こんなふうに、あるサービスにGoogleやFacebookのアカウントを使ってログインすることはメリットもあるんですがデメリットもあります。
どちらをとるかは個々の判断ですが、ボクは上記の考えから、新たなサービスにはGoogleやFacebookのアカウントを使うのは避けています。
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