ローカルでの管理
日本にはiPhoneユーザーがたくさんいて、もちろん全員がすべての機能や概念を理解しているわけではありません。
そんな中でボクが実践しているアドレス帳の一元管理について書いてみますね。
記事としてはiPhoneですが、Androidでも概念は同じです。
素の状態でスマートフォンに住所や氏名を登録していけば、そのデータはローカル管理となります。
ローカルとは局所と言う意味です。
登録したデータはスマホの中(局所)だけに蓄積されていきます。
昔の紙の手帳やアドレス帳と同じですね。
欠点としては、紛失ですね。
紙の手帳やスマホは紛失すれば、その中にあるデータも失うコトになります。
紙の手帳の場合は、見つかるコトを祈るしかありませんが、スマホの場合は、このリスクを防ぐコトが可能です。
それは、データをローカルでは無く、クラウドに置いておくコトです。
クラウドとは、外部(ネット上)の保管庫です。
そうすれば、スマホを紛失したり、スマホが破損しても、アドレス帳などのデータはクラウド上に残っているので、新しいスマホさえ用意してクラウドに接続すれば、データも復元できます。
復元と言うより、そもそも最初からデータはクラウドにあるわけですから、引き続き取り扱える、と言うコトですね。
Google連絡先
たぶん、一番有名なクラウドのアドレス帳は、Google連絡先ですね。
Googleのアカウントを持っていれば無料で使えます。
ボクも使っています。
実はAppleもクラウドサービスを行っていて、iCloudと言うんですが、その中にもアドレス帳があります。
さっき、ローカルの話をしましたが、iPhoneユーザーであれば、おそらくiCloudのアカウントを持っていると思います。
そして、iPhoneとiCloudアカウントが紐付いています。
「設定」アプリを起動して、「パスワードとアカウント」画面を開いてください。
人によって異なりますが、アカウント欄にiCloudの項目があると思います。
上図はボクのiPhoneです。ボクは多くのアカウントを持っているので項目数が多いですが、一番上にiCloudがありますね。
一般的なiPhoneユーザーは、iCloudと言う文字の下に、iCloud Deive、メール、カレンダーなどと並んで、
連絡先
と書かれていると思います。
その場合は、iCloudにアドレス帳を置いてある状態です。
なので、iPhoneを紛失しても、アドレス帳はiCloud上に残っているので、アドレス帳は無くなりません。
ちなみに、上図の場合は、iCloudの項目に連絡先が無く、代わりに、下から4つ目のGmailの項目に連絡先がありますよね。
これは、ボクがiCloudでは無く、Google上にアドレス帳を置いているからです。
iPhoneユーザーなのに、なぜAppleでは無くGoogleのクラウドに?
理由はカンタンで、Googleのクラウドなら、iPhone以外にも、Windows、Mac、Androidなど、幅広い環境で使えるからです。
iCloudもウェブのサービスなので、ウェブサイトにログインすれば、各機種で同じように使えます。
ただし、Googleの方が圧倒的に有名なので、Googleに対応したアプリも豊富に存在し、使い勝手も良いです。
上図の様に、iPhoneとGoogleアカウントを連携しておけば、iPhoneで新規にアドレス帳を入力すると、クラウドにデータが預けられ、それを、Windows、Mac、Androidなどでも自由に扱えます。
データはあくまでもGoogleクラウド上で一元管理。
それを各端末で参照。
非常に簡潔かつ便利な使い方だと思います。
紙の手帳では絶対に実現できない安全性、利便性ですね。
紙の手帳なんて、紛失して誰かに拾われたら終わり。
アドレス帳を失うと同時に個人情報の流出ですから。
その点、スマホやパソコンならロックを掛けられるので安全です。
安全で紛失してもデータを失わずに済み、複数端末で参照できる。
どうですか。
活用しない手は無いと思います。