トーンモバイルのTONE e19
iPhoneが爆発的にヒットし、それ以降、この世はスマートフォンの世界になりました。
タッチパネルの板状の端末を多くの人が使うのが当たり前になりました。
当然、あちこちのメーカーが追随します。
今回、ボクがたまたま目にしたのが、トーンモバイルの、TONE e19と言うスマホ。
とても不思議な印象を受けるんですよね。
iPhoneに似るのは仕方が無い
Apple信者の人たちにとってみれば、iPhoneのパクりだと言いたくなるようなTONE e19のデザイン。
まあ確かに似ています。
でも、世の中は、ほぼすべてがパクリでできているのです
最初に誕生したモノ以外はすべてパクリなので、ボク的には、パクリは仕方が無いのかな、なんて思うんですよね。
そもそも、後の時代に生まれた人ほど不利ですよね。前例が増えるわけですから。
後に生まれた人たちを同じ土俵で論じるのも不公平です。
そんなわけで、ボクはパクリに関しては大して気にしません。
ボクがTONE e19を見て不思議に感じたのが、なぜ画面上部にノッチを設けたのか、と言う点です。
ノッチは、iPhone Xで有名になった画面上部の出っ張りですね。
ノッチは、意図的にそう言うデザインを目指したわけではありません。
元々、ベゼルをできるだけスリムにして、画面を最大化するのが目的でした。
しかし、上下左右すべてのベゼルをスリムにしてしまうと、フロントカメラを置くスペースが無くなってしまいます。
なので、仕方無く、ノッチと言う出っ張りを作って、そこにカメラを置いたわけです。
技術的な制約ですね。
本来、ノッチなんて無い方が望ましいんですが、泣く泣く設置したわけです。
上部だけ太いベゼルにすると表示面積が減るので、せめて少しでも多くの面積を表示できるように、太いベゼルでは無く、ノッチにしたわけです。
当然、画面上部以外はきちんとスリムなベゼルが実現しています。
ところが、TONE e19を見ると、上部はノッチなのに、下部は太いベゼルなんですよね。
iPhone Xの趣旨を思えば、上部をノッチ、下部を太いベゼルにする理由が思い浮かびません。
ベゼルをスリムにするため、仕方無くノッチを置いたのであれば、なぜ下部は太いベゼルなんでしょう。
せっかく上部の表示面積を増やすために、太いベゼルでは無くノッチにしたのに、下部に思いっきり太いベゼル。おかげで表示面積が減ってしまっています。
もしかしたら、開発者は誤解しているのかもしれません。
Appleはノッチをデザインしたかったのではないか、と。
もちろん違います。さっき書いたように、ノッチなんて無い方が望ましいのです。
ただ、そうしてしまうと、フロントカメラが置けなくなるので、フロントカメラ部分を最小限の面積にするために太いベゼルでは無くノッチにしたわけです。
ところが、TONE e19ではベゼルを細くする意図がありません。
その証拠に、画面下部にカメラを置く必要が無いのに、思いっきり太いベゼルです。
であれば、上部も、ノッチでは無く太いベゼルにすれば良かったのにな、と思うんですよね。
そうすれば、画面がきちんと長方形になって、iPhoneのようないびつな形にならなくて済んだわけですから。
せっかく、上部はノッチまで設けて極限までスリムなベゼルにしたのに、なぜか下部は極太のベゼル。
その点を不思議に感じました。