アプリ内購入
AppleのiPhoneやiPadのアプリ内でデジタルコンテンツを買う場合、アプリ業者からAppleに支払う手数料がかかります。
例えば、アプリ内で1,000円課金したら、300円をAppleに支払う、と言うのが従来の原則でした。
アプリ業者にとっては、大きな出費です。
なので、アプリ外つまり、ウェブブラウザで購入してもらうのが一般的でした。
例えば、Amazonの電子書籍であるKindle。
iPhoneのKindleアプリ内で電子書籍の購入はできません。
いったん、ウェブブラウザでAmazonのKindleストアのページで購入してから、Kindleアプリで読む、と言う面倒な流れになります。
AndroidのKindleストアでは長い間、アプリ内での直接購入が可能でしたが、今年になって、Apple同様にアプリ内での購入ができなくなりました。
理由はiPhoneと同じですが、とにかく消費者にとっては不便そのものです。
アプリ内購入
ところが、この9月29日から、これが実現。
Appleは一定の要件の下で、アプリ内課金での手数料を撤廃したんですが、それに基づき、AmazonはPrime動画をアプリ内で課金できるようにしたのです。
Amazonにとっては、アプリ内で課金してもAppleに支払う必要が無くなったため、これが実現できたわけです。
ボクが思うのは、その理屈であれば、Kindleも同じコトが実現できないかってコトです。
問題は、Appleの要件ですね。
一定のサブスクリプションの条件において適用されるようで、今回はPrime Videoがそれに該当したのでしょう。
一方、Kindleは書籍の単発買いでありサブスクリプションでは無いので、Appleの要件に当てはまらないかも知れません。
すでにKindle Unlimitedでは、アプリ内で書籍を選択できるようになっています。
正直言って、現状、非常に不便です。
わざわざ、ウェブブラウザで書籍を選んで購入してから、アプリで閲覧。
いずれKindleにおいても、Prime Videoと同様の措置が実現できるよう期待しています。