街の書店
街の書店の苦境がおなじみの光景になって10年くらいは経ったでしょうか。
世の中には、活字離れの風潮とか、書店を守らなければならないとか、そんな意見がありますが、ボクは全然そのように感じていません。
街の書店が苦境にあるのは、単なる時代の変化です。
ビジネスモデルの変化です。
かつて、馬に乗って移動していた人間も、クルマの普及とともに、馬移動は激減しました。
それなのに、馬商人を保護しなければならない、なんて言っている場合では無いのです。
時代とともに技術も生活も変化するのです。
有名な富士フイルムと言う会社。
かつて、写真をフィルムで撮影していた時代の大企業でした。
しかし、デジタルカメラの普及により、フィルムカメラ市場は致命的に縮小。
アメリカのコダック社は潰れ、日本の富士フイルムは業態転換をして、いまでも優良企業として存続しています。
電子書籍による活字親密化
ボクの過去の記事を読んでみてください。
とにかく電子書籍とか電子マネーには絶大なメリットがあります。
電子書籍なら、スマートフォンやタブレットに数千冊の本を放り込んでおけます。
重い紙の本を何冊も持ち歩かなくて良いんです。
欲しい本があれば、その場でダウンロード購入。
わざわざ街の書店に行かなくて済むんです。
ある電子書籍をちょっと読んで、飽きたら、サッと別の本に切り替えて読む。
ボクの日常です。
30冊程度を併読しています。
紙の本なら30冊を持ち歩く必要がありますが、ボクの場合はスマホなので、カンタンに実現できます。
そんな電子書籍のおかげで、読書量が飛躍的に上がりました。
もし、いつまでも紙の書籍の時代が続いていたらと思うとゾッとします。
電子書籍のおかげで、数多くの本に触れる機会が増えました。
当然、知識量も増え、思考の幅や柔軟性も広がりました。
本が好きなので、街の書店を覗くコトはありますが、買うときは100%電子書籍です。
これからも、古くて不便なビジネスモデルでがんばるのでしょうか、街の書店は。
自動車の時代に馬が売れないと言って嘆くのでしょうか。
もちろん、そうするのは自由ですが、たぶん、立ちゆかなくなりますよ。