世界遺産
先日、とある世界遺産観光地を訪ねました。
日本人ならたぶん誰でも知っているであろう有名な観光地です。
ボクは初めて行きました。
有名な観光地なので多くの観光客でにぎわい、ありがちな話ですが、人を見に来たような感想でした。
多くの修学旅行生も訪れる定番の観光地であり、古くからの宿泊施設や土産物店があり、古さを感じさせました。
お土産も、どこかで見たようなモノばかり。
有名だから売れますが、特段、おいしいとは思えない。
サービスエリア
そこへ行く、行きと帰りに、高速道路のサービスエリアに立ち寄りました。
旅行を終わってから、ボクの心に強く残っていたのは、サービスエリアの楽しさ。
サービスエリアって、昔は寂れたイメージでしたが、最近は、トイレもキレイで土産物も充実していて、食事も楽しい。
そうです。
世界遺産観光地の印象は、サービスエリアによって、吹き飛んでしまったのです。
確かに、世界遺産観光地は、そのネームバリューによって、自然と観光客は集まるのでしょう。
だから、サービス向上をしなくても、生き延びられます。
一方、サービスエリアなんて観光地でも何でも無いので、それ自体には訪問目的が無いハズです。
なのにボクは、サービスエリアにまた来たいと思ってしまったのです。
それくらい、サービスエリアのサービスの良さが際立っていたのです。
日本には昔ながらの温泉地がいくつもありますが、すっかりさびれてしまっているところも少なくありません。
世界遺産と言うネームバリューに頼って切磋琢磨が無くなれば、ボクのような人が二度と訪れない気がします。
世界遺産なんて、あくまでも人間が人為的に決めているだけです。
世界中の色んな場所が、我も我もと立候補しているのです。
ネームバリューだけのがっかり有名観光地よりも、実体験の楽しさ。
先日の旅行で、ふと、そんなコトを考えました。