投票率
日本は少子高齢化が顕著であり、人口減少も深刻です。
出生率の低下の原因は色々ありますが、若い世代になるほど、子育ての環境が厳しいのです。
もらえる年金額は、どんどん下がっているのに、払う方の年金保険料はどんどん上がっています。
つまり、若い世代ほど、負担は大きく、受益は小さくなっているわけです。
これはもちろん、制度の話。
つまり、政治によって作られている環境であり、人為的であるわけです。
言い換えれば、政権は、若い人ほど負担が大きくなるような制度を作ってきたわけです。
よく話題に上るのが、若い人の選挙投票率の話。
すでに知られていますが、若い人ほど投票率は低い傾向にあります。
政治家の命は得票です。
あまり投票に来ない若者を優遇しても票を得られません。
たくさん投票に来てくれる高齢者を優遇すれば、たくさん得票できます。
なので政治家は高齢者に有利な制度を作ります。
政権選択
一方、若い人たちにしてみれば、
どうせ投票しても何も変わらない
と言うあきらめの声を持つのも理解できます。
なぜなら、すでに日本は少子高齢化によって、若い人の数は少なく、高齢者が非常に多いのです。
なので、若い人が投票に行っても、高齢者の数に負けてしまうので、結果として政権交代は起こらないのです。
ここまでは事実。
ただし、ひとつだけ、若い人が投票に行くメリットを知っておいてほしいのです。
それは、投票によって、若者に有利な政治家を当選させるコトはできなくても、投票によって、いまの政治家の行動を変えるコトはできる、と言うコトです。
若者にとってベストなのは、若者に有利な政治家を当選させるコトでしょう。
しかし数の論理で、それは実現するかどうかは不確かです。
でも、若者の投票率が上がれば、
現在の政治家たち
の意識が変わります。
なぜなら、若者の票数が当落に影響を与えるようになるからです。
なので、政治家を交代させるのは難しくても、いまの政治家を若者優遇に変えるコトは可能なのです。
政権交代は難しくても、現行政権の意識を若者優遇に変えさせる。
これは、若者の投票率が上がれば実現します。
投票によって何も変わらないコトは絶対にありません。
影響が大きくなればなるほど、政治家はその票を無視できなくなるのです。
政治家とは票で生かされる生き物。
それを知っておけば、自分たちが住みやすい国にするコトは可能です。
政治に不満があるのに何もしないのが、いちばんもったいないのです。
自分や家族を守るために、投票に行くコトをオススメします。