AI
人間って、数ある生物のなかの一種であって、魔法で動いているわけではありません。
他の生物同様に、細胞の集合体ですし、この宇宙に存在する元素でできているわけです。
人間の進化は比較的遅く、100年前の人間も1,000年前の人間も、今の人間と構造的にはそんなに変わらないんですよね。
一方、コンピュータの進化は目に見えるくらい速くて、数年で性能が飛躍的に向上します。
人間の脳も単なる細胞の集合体である以上、いずれ、技術の進歩によって、コンピュータの処理能力が人間の脳の速度を超える日が来ると考えるのが自然です。
それが、ボクたちが生きている間かどうかは別にして。
で、AIに関しては、非常に未熟ながらも、すでに実用化されていて、特定の分野ではAIを活用して事業が行われているわけです。
人間の思考力には遠く及ばなくても、例えば小さな生物の脳レベルに達しているAIであれば、その生物と同じ行動をシミュレーションできるわけですね。
AIは必ずしも汎用(何でもできる)である必要は無くて、特定の分野に特化したAIで十分なわけです。
そうやって、やがてAIに仕事を奪われると言われている分野がいくつもあります。
労働者の会話
AIの進化によって人間が仕事を奪われる。
そんな会話が珍しくなくなりましたが、ボクは、それは喜ばしいコトだと考えています。
一方で、それを悲しむべきコトだと考えるヒトもいます。
同じ現象を見て、ポジティブに捉える人と、ネガティブに捉える人。
ボクはAIの進化によって、人が働く必要が無くなるから喜ばしいと考えます。
つまり、今まで人間が自力で行っておカネを稼いでいたコトが、AIの進化によって、その作業をAIにやらせるコトで、人間が働かずに稼げるからです。
つまり、仕事が無くなるのでは無く、仕事自体は存在し、その仕事を自分の手を動かさなくてもAIがやってくれて、その成果物を提供するコトで稼げるわけです。
こうやって同じ稼ぎを得るにも、人間の労働時間を減らすコトができます。
しかし、そう言う話をすると、ネガティブな人は、
それって経営者の発想じゃん
と捉えてしまうんですね。
つまり、自分は経営者では無く労働者だから、AIの進化によって自分の仕事が奪われて、自分は仕事を失って、稼げなくなる、と。
人間って、生まれたときから経営者や労働者に分けられるわけでは無く、あくまでも、自分の選択です。
なので、労働者として生きなければならない、と言うコトが無いわけです。
AIが進化したときに、それを活用して、よりラクに稼ぐ道を選ぶか、単に失業するか。
それは、自分の意思なんですよね。
現在は、週休2日で1日8時間労働が基本形ですが、AIの進化によって、例えば週休3日で1日5時間労働が基本形の世界が来るかも知れません。
もちろん、それは、稼ぎが減ると言う意味ではありません。
そうなるかどうかは、人間の選択です。
労働者として生きるコトが義務では無いので、AIの進化で、よりホワイトな環境を手に入れるかどうかは、結局、一人一人の考え方と行動にかかっています。
AIの進化はチャンス。
これからを生きる人が、より良い環境でより豊かに生きられるかどうか。
それは、考え方次第、と言うコトです。
世の中の不平不満を言うだけで、自らの行動を変えない人には、道は開けません。