QRコード決済
ボクがキャッシュレス決済を使い始めたのは2005年頃です。
今から15年ほど前ですね。
今のSuica(関西ならICOCA)で、カード型ですね。
確か、その翌年の2006年にボクはモバイルSuicaを使い始めました。
モバイルSuicaは携帯電話に搭載されたSuicaです。
ボクは新しいモノをいち早く使いたい、いわゆるイノベーターもしくはアーリーアダプターと呼ばれる人種です。
あれから15年。
今、QRコード決済が世間をにぎわせています。
コスト
ボクは、これまでに何度も書きましたが、キャッシュレス社会には大賛成です。
あまりにもメリットが多いからです。
現時点で、そのための最も便利なインフラがFeliCaです。
FeliCaは日本のタッチ決済のインフラで、SuicaやEdyなど、日本で多く使われています。
さっき書いたモバイルSuicaも携帯電話にFeliCaが搭載されています。
だから、タッチするだけで決済できるわけです。
そこに来て、最近、猛威を振るっているのがQRコード決済。
PayPayや楽天ペイ、LINE Payなどでおなじみになりました。
FeliCaはじわじわと普及しつつありますが、まだまだ一般的ではありません。
15年前から存在する割には普及速度は遅いのです。
それに引換え、QRコード決済は猛烈な勢いで普及しました。
ボクも使うようになりました。
しかし、ボクは、QRコード決済には反対です。
と言うか、FeliCa決済が理想だと考えます。
FeliCaはタッチするだけ。
QRコードは読み取りが必要。
改札やレジでの手間が全然違うんです。
なのにQRコード決済が猛烈な勢いで普及した理由はカンタン。
導入コストが安いからです。
携帯電話にFeliCaのような専用機器を搭載する必要はありません。
店舗側にも専用機器を設置する必要はありません。
だから安いんです。
しかし、メリットは安さのみ。
コスト以外はFeliCaに軍配が上がります。
何せタッチするだけですから。
そんな中で、駅の改札のQRコード対応の実験が行われています。
ボクは駅の改札のQRコード対応には大反対です。
考えてみてください。
従来のSuicaならタッチするだけ。
でもQRコードだと、スマホにQRコードを表示する必要があります。
つまり、改札を通る直前に、スマホのQRコードアプリを起動して準備する必要があるのです。
これって、乗客がいっせいに歩きスマホをやる原因ですし、改札の手前でとまどって流が滞る可能性も十分にあります。
ボクの理想は究極的には、すべてがタッチ決済になるコト。
そうすれば、大量生産でコストも下がるはずです。
なのに、タッチ式とQRコード式が混在すれば、かえってコスト高になります。
その上、QRコードのデメリットが露見します。
改札のQRコード実験のニュースを見て、ちょっと不安になってしまいました。
みなさんはどう思うでしょうか?