チャージ
電子マネーの普及には目を見張るモノがありますね。
政府も後押ししていますし。
でも、あいかわらず、マヌケな電子マネーサービスが後を絶たないのも事実。
7月から大手コンビニのセブンイレブンとファミリーマートが独自の電子マネー決済サービスを始めました。
7payとファミペイ。
両者ともに、実に不可解と言うか、本末転倒です。
いわゆるプリペイド型。
と言うか事前にチャージするタイプ。
例えば、あらかじめ、1000円をチャージすれば、1000円の範囲内で買い物ができます。
足りなくなれば、また事前にチャージしてから買い物します。
チャージの方法
チャージの方法には2種類あって、
- クレジットカード
- 現金
が選べるんですが、ボクに言わせれば、現金でのチャージなんて、マヌケそのモノ。
現金をいったん電子マネーに換えてから、その電子マネーで買い物。
ね、マヌケでしょ。
現金での買い物よりも手間が増えてます。
キャッシュレス推進なのに現金でわざわざチャージして、現金での買い物以上に手間がかかる。
最新のコンビニ電子マネーですら、このマヌケ仕様。
本質的なキャッシュレスは遠い先になりそうですね。
チャージ自体が害悪
さらに言えば、チャージをすると言う行為自体が害悪です。
例えば、1500円の買い物をクレジットカードで行う場合、クレジットカードで決済されるのは1500円。
スムーズかつムダがありません。
しかし、チャージ式電子マネーの場合は、事前に多めにチャージしておくコトがほとんどです。
1500円の買い物をするから1500円だけチャージをするよりも、とりあず5000円チャージしておいて、その中から使っていく人の方が多いでしょう。
そうすると、余りが発生します。
これ、1つの電子マネーだけなら良いんですが、複数の電子マネーを使い分ける場合に不利ですよね。
7payとファミペイとLINE PayとPayPayにそれぞれチャージすれば、4種類の電子マネーに余りが発生します。
実際の買い物に必要な金額だけを負担するのでは無く、チャージ金額が負担額になり、その結果、それぞれの電子マネーに余剰金が。
メルペイやOrigami PayやKyashや楽天ペイやSuicaや。
これらにチャージしていくと、もうグチャグチャ。
それぞれの電子マネーに少しずつ余りが貯まっている状態。
ボクは思うんですよ。
チャージ型の電子マネーは滅んでしまえ、と。
便利なのは、
- 決済額がクレジットカードで決済される電子マネー
- 決済額がデビットカードで決済される電子マネー
ですね。
つまり、事前にチャージしなくて良くて、しかもキャッシュレス。
それを体現しているのがApple PayやGoogle Playですね。
これらは店頭で使うと、その金額だけが決済されます。
あとはクレジットカードですね。
クレジットカードは昔からありますけど、究極の電子マネーですよ。
ただし、昔ながらのプラスチックのカードを持ち歩くのはセキュリティに問題があるので、Apple PayやGoogle Payを挟むわけです。
そうするコトで、カード自体の持ち歩きをする必要が無くなり、カード番号の流出リスクも無くなります。
決済は顔認証か指紋認証ですから。
iPhoneを日常的に使っているボクの買い物パターンは非常にラクですよ。
レジで、
「Apple Payで。」
と伝えてiPhoneをレジ端末にタッチする。
これだけです。
5秒で終わり。
事前のチャージも不要。
アプリを起動してQRコードを表示する作業も不要。
それと比べたら、上記に書いた各社の電子マネーなんて不便で不便で。
現金の代わりに別の手間が発生したり、場合によっては現金以上に手間が発生したり。
要は各社が出してきているシャッシュレスサービスなんて、本質的なキャッシュレスとはほど遠いのです。
メジャーなサービスで使いやすいのは、
- Apple Pay
- Google Pay
- クレジットカード
- デビットカード
だけです。ただしクレジットカードやデビットカードはカード自体を持ち歩かないコト。
Apple PayやGoogle Payに登録した上で使うのが便利で安全です。