200円の返金
7月にauの携帯電話回線で発生した大規模な通信障害。
保証額は1人200円だそうですね。
総額で73億円。
KDDIの売上高は5兆円を軽く超えているので、73億円なんんて微々たるモノ。
通信障害によって、200円をはるかに超える被害を受けたユーザーもいるでしょうけど、これ以上は支払われないと思います。
auユーザー以外
auの契約者数のシェアは3割くらいですね。
日本人1億2000万人のほぼ全員が携帯電話を使っているとすると、auはその3割なので3600万人。
もちろん、実際のauの契約数はもっと多いですが、それは複数回線を契約している人がいるからです。
ここでは、それは省いて、ざっくり3600万人だとすると、auユーザー以外は8400万人。
auユーザーには200円の返金がありますが、残りの8400万人には返金がありません。
auユーザーじゃないんだから当然だろ!
と言われそうですが、通信障害で被害を受けたのはauユーザーだけでは無いんですよねえ。
だって、ドコモユーザーからauユーザーに電話を掛けてもつながらず。
ソフトバンクユーザーからauユーザーに電話を掛けてもつながらず。
と言った感じで、他社ユーザーもauの通信障害の被害を受けたわけです。
でも、当然のように補償無し。
ボクは別に200円が欲しくて書いているのでは無く、単純に事実としての現象を書いています。
実際に、ドコモやソフトバンクなどのユーザーで、auの通信障害の被害を受けた人も存在するんですよ、と言う話です。
もちろん、通信障害を起こさないのがベストですが、起こったときに、被害を受けた「他社」ユーザーは単に泣き寝入りするしか無い。
それが現状です。
と言うお話でした。