女性が刺される
不動産業の女性が刺される事件がありました。
ニュースを見ると、この女性は、男性に、アパートを案内していたようですね。
そこで、何らかの理由で刺された、と。
ボクが不動産業界の人間と言うコトもあり、ちょっと気になったので、書いておきます。
1人での行動
不動産業と言っても幅は広いんですが、この女性はアパートを案内していたと言うコトなので、恐らく、賃貸アパートを借りたいと申し出た男性を案内していたんでしょう。
こう言う、街でよく見かける賃貸不動産屋さんは、物件を案内して契約に結びつけて、手数料を得る雇用形態が多数です。
コミッション制ですね。
となると、成約率を上げるために、あれこれ考えるんですが、世の中の悲しい性か、男性を案内するのには若い女性の方が有利と言われています。
まあ、身も蓋も無い話ですが。
男性を、若い女性が1人で案内する。
アパートの空室と言う密室に入る。
よく考えたら、実に危険ですよね。
もちろん、世の中の大多数の人は犯罪者ではありませんが、当然、例外もあり、今回はその例外だった、と言うわけです。
よほどのコトが無ければ刺すなんてコトになるはずは無いので、恐らく、通り魔と言うか、最初から刺すつもりで来た可能性が高いですね。
ボクは男性ですが、一度、管理マンションのクレーム対応に1人で行った際に、その人の部屋に閉じ込められた経験があります。
そのときは幸い、何の危害も無かったんですが、当然に考えました。
この相手は、大多数の普通の人なのか、それとも例外なのか。
例外であったら、刺されたり暴力をふるわれるかも知れない。
こればかりは、結果論です。
その後は、クレーム対応は、なるべく2人で行動を共にするようにルールを決めました。
多くの店舗ではマンパワーの関係で、常に2人も人員を割り当てるコトはできないと思いますが、今回のようなケースも、何万回かに1回はあると思って、あらかじめ、防御策を考えておくのが重要かと思います。
もちろん、不動産の案内に限りません。
普通に街を歩いていて、いきなり刺される通り魔事件も、これまでに何度もありました。
ボクは心配性なので、普通に歩いているときですら、たまに後ろを振り返るくらいなんですが、現実に、連日、強盗事件、殺人事件が報道されているのを目の当たりにすると、大げさでは無いんですよね。
去年、1年間で日本で死亡したのはおよそ135万人。
人口の1%以上です。
言い換えれば、日本では、1年間に1%強の確率で死ぬのです。
確率、高いでしょ?