混雑
高層ビルには必ずあるエレベーター。
エレベーターの進化も日進月歩で、最新のエレベーターはコンピューター制御で、乗り心地も良く、安全性も高く、高速で、待ち時間を少なくするように工夫されています。
よく、1階から15階までのエレベーターと、16階以上は、別のエレベーターに分けられていますよね。
あれは、混雑解消が目的なんですよね。
高層階へ行く人と低層階へ行く人とを分けるコトで混雑を減らすわけです。
行き先を先に決めると効率化できる
ほとんどのエレベーターでは、中に入ってから、行き先階のボタンを押します。
混雑するほど、押しにくくなりますよね。
ボクは、これが現行の一般的なエレベーターの問題点だと思っています。
そして、もうひとつ。
中に入ってからボタンを押すと言うコトは、エレベーターを制御するコンピューターが行き先階を知るのは、その瞬間です。
ボクが以前、勤務したコトがあるビルのエレベーターは、まだ数が少ない、高性能タイプで、それは、エレベーターの外側、つまり、建物の壁面にボタンがありました。
エレベーターに乗る人は、エレベーターが来る前に、先に行き先階ボタンを押して待つのです。
そうすると、移動中の各エレベーターの中で、最も最速で目的を達する機が、コンピューターによってあらかじめ判断され、やって来るわけです。
乗ってから階を教えるか。
乗る前に階を教えるか。
これによって、待ち時間は大幅に変わります。
1台のエレベーターだけの建物では意味は無いですが、複数台をコンピューター制御しているビルであれば、事前入力方式は効率的だと思うんですよね。
でも、なぜか、普及率は低いです。
メンテナンスコストなどの問題もあるかもしれませんが、そのタイプのエレベーターが一般化すれば、損失は大幅に解消できると思うんですよね。
人件費と待ち時間と待ち人数から、GDPの損失は計算できると思うので。