時短
働き方改革と言う概念が登場して数年。
できるだけ残業を減らして自分の時間を持ちましょう、的な考え方ですね。
勘違いしがちですが、これって別に、働く時間を短くするのが目的では無いんですよ。
もし、労働時間を減らすための働き方改革であれば、その根底は、
労働は悪
になってしまいますからね。
労働と言う苦痛はなるべく短い方が良いと言う考え方です。
生産性
それは本質的には違うんですよね。
例えば、1日は24時間で、8時間を睡眠に、8時間を労働に、残りはその他としましょう。
すると、労働時間が伸びれば、その他の時間が減るか睡眠時間が減ります。
睡眠時間を減らすには限界があるとすると、その他の時間が減ります。
人生を有意義にするには、なるべくその他の時間を充実させたい。
だから労働時間を減らしたい。
そのための働き方改革。
いや、ベストなのは、労働時間もその他の時間もどちらも充実するコトです。
ポイントは労働時間。
労働は苦痛なので、なるべく短い方が良い。
では無くて、労働そのものも楽しい方が良いわけです。
世の中には、仕事が楽しくて、もっと仕事をしていたい人もいます。
楽しんで、しかも収入も得られて、良いコトだらけ。
この場合の働き方改革は、苦痛の短縮としての時短では無いんですよね。
仕事とは誰かへの貢献。
当然、遅いより早い方が喜ばれますし、多くの貢献ができます。
楽しんでいる人にとっては、より多くの楽しみを経験できます。
つまり、働き方改革の本質は苦痛の短縮では無く、働き方そのものの改革。
楽しみへの改革。
そして、生産性を上げて、より早くするコトなんです。
本人は楽しみ、収入を得て、誰かに貢献し、生産性も上がって満足度も上がる。
誰も損しません。
ホントの働き方改革とは、苦痛の短縮では無い。
その意味、わかるでしょうか。