企業規模
ボクは、人生は一度きりなので、できるだけ多くの経験をしよう派なので、転職も引っ越しも多いですし、人付き合いの顔ぶれもどんどん変わります。
転職に関しては、超大企業から零細企業まで、様々なタイプの職場を渡り歩いています。
すると、見えてくるんですよ。
零細企業の苦労が。
企業規模によって、人材の吸引力が違うんですよね。
人材
ボクがここで言うのは、個別の事例ではありません。
傾向です。
大企業でリクルーターをしたコトがあるんですが、大企業にはとにかく多くの人が応募してきます。
多くの人は大企業で働きたいんです。
多くの人が応募するので、その中には優秀な人も優秀では無い人も混ざります。
企業側は、その中から選別できるので、優秀な人が集まりやすいのです。
一方の中小企業。
多くの人が大企業へ行きたがる以上、中小企業への応募は後回しになります。
そして、大企業で選別から漏れた人が、中小企業に応募して来ます。
結果として、中小企業側は、優秀では無い人の中から選ばざるを得ません。
実際、中小企業で仕事をしていると、大企業ではなかなかお目にかかれないような、コミュニケーション能力の低い人が入ってきたりします。
履歴書を見ると、前職での勤務が半年。
その前も半年。
これってもしかして、連続して試用期間で終了しているのでは無いかと勘ぐりたくなるケースもあります。
それでも中小企業側は、他に選択肢が無いため、そう言う人を雇って育てるしかありません。
コミュニケーション能力が仕事の全てではありませんが、多くの仕事では、それが重視されます。
考えてみれば、従業員が数千人規模の大企業でトップになれる確率は数千分の一であり、残りの人は、ほどほどに良い給料をもらって終えます。
一方、中小企業なら、トップになれる確率は数分の一から数十分の一。
優秀では無い人が多く含まれる環境なので、優秀な人が中小企業に来れば、トップになる確率は跳ね上がると思うんですね。
そうすれば、大企業でほどほどの給料を得るよりも高い収入を企業トップとして得られるわけです。
企業トップと言う経験も得られます。
優秀な人が大企業の中で、大勢の中の一人として埋もれてしまうのは、もったいない気がするんですよね。
コミュニケーション能力に自信がある人は、中小企業のトップを目指す人生も選択してみて欲しいと思う今日この頃です。