余分に働く
ブラック企業という言葉が一般化しました。
法律を犯すブラック企業は問題外ですが、よく働くことに関しては、一概に悪いと言い切れないところもあります。
例えば、あなたが店員さんだったら、と考えてみましょう。
あなたがお客さんに親切に至れり尽くせりのサービスをするか。
それとも必要なやり取りだけをするか。
同じ給料をもらえるなら、どちらを選びますか?
大きく2つに分かれるでしょう。
余分な仕事だとわかっていても、親切に至れり尽くせりをする人。つまり、給料以上の仕事をする人。
逆に、余分な仕事は避ける人。つまり、給料以上の仕事をしたら損だと考える人。
では次に、立場を変えてみます。
あなたがどこかのお店に買い物に出かけたとしましょう。
A店では店員さんが親切に至れり尽くせりのサービス。
B店では店員さんは必要なやり取りだけをする。
どちらも同じ商品で同じ価格なら、どちらに行きたいでしょうか?
もちろんA店ですよね。
出世
もしあなたが出世をしたいのなら、答えは明確で、至れり尽くせりのサービスをした方が良いです。
理由はとても簡単。そのために先に2つの事例を出したんです。
至れり尽くせりのサービスの店員さんがいる店はお客さんを呼びます。
つまり、そういう店員さんは店の利益に貢献します。
店の利益に貢献する店員さんは高く評価され、出世します。
全然給料が上がらないと嘆いているあなた。
それを会社のせいにしているあなた。
そんなあなたは永遠に満足な収入を得ることはできないでしょう。
なぜなら給料が不満な原因はあなたにあるからです。
自分に原因があるのに会社の愚痴を言っても問題は解決しません。
毎日、仕事を何となくやっていて、給料以上に働いたら損だと考えているあなた。
ここで勘違いしないで欲しいのは、給料以上に働かせることを会社側が強制したら、それは違法です。
ダメなことです。
ブラック企業です。
でも、給料以上に働くことを「自分の意思」で選ぶのは自由です。
まさに、さっきの至れり尽くせりの店員さんになるかどうかの選択です。
その選択によって、結果的には自分が高く評価され、自分が豊かになれるんです。
ブラック企業が悪い、仕事のしすぎは悪い、と短絡的に結びつけて生きるのはもちろん自由です。
でも、よくやってくれる人と、そうでも無い人が並んでいたら、前者の方がより高く評価されるのは間違いないです。
人よりラクをしたいけど、人より多く稼ぎたい、それは無いです。
努力した人は報われ、努力しない人は報われない。
それだけ。
やるべきことは見えましたね。
給料をもらっている人は、給料以上の仕事をする。
それだけです。
それが損だと思ったら終わり。その人はその程度の人です。
出世しません。
給料以上の仕事を喜んでできるようになったら、
- さらに大きな収入
- さらに高いスキル
の両方を手に入れられますよ。
「やってるけど、会社が評価してくれない。」
そんなあなた。
ご心配なく。世の中には無数の会社があります。
あなたの働きをきちんと評価してくれる会社に転職すればいいんです。
ホントに良い働きをしてるのなら、そんな会社は見つかりますよ。
あとは、あなた自身の問題。
実行するかしないかは、あなたの「意志」です。