電気
先日、電気自動車を運転しました。
電気自動車と言っても2人乗りの小型タイプで、原付免許で乗れる簡易な乗り物です。
みなさん、ガソリン自動車と電気自動車の大きな違いってわかりますか?
もちろん燃費や静音性も違うんですが、運転して気付く大きな違いがあります。
トルク
それはトルクです。
トルクとは乗り物を前に押し出すチカラと言えばわかるでしょうか。
乗り物のチカラを表すのに馬力と言う言葉は有名ですが、馬力は最大のチカラです。
クルマで言えば、馬力が大きいほど、最高速度が高いと思って良いでしょう。
しかしトルクは、押し出すチカラ。
止まっている状態から電気自動車のアクセルを踏むと、クルマはすごい勢いで前に出ます。
つまり激しく押し出されるのです。
ガソリンの場合は速度ゼロから燃料を燃やしてだんだん速くなるんですが、電気の場合はいきなり大きな電流を送り込んで最初から激しいパワーを伝えられます。
これが実に怖いのです。
止まっている電気自動車が、目の前にいる人にいきなり時速100kmで衝突するなんてコトがあながち冗談ではありません。
なので、電気自動車の普及で必須なのは、安全装置の普及です。
つまり、電気自動車と安全装置の普及は一体であるべきなのです。
もし、安全装置の進歩が遅れるのであれば、意図的に電気自動車の進化も停滞させなければならない。
そんなインパクトを感じた電気自動車体験でした。