ファーストガンダム
機動戦士ガンダム THE ORIGINのKindle版が全24巻、ついに揃いましたね。
機動戦士ガンダムは言わずと知れたロボットアニメの金字塔。
あまりにも人気が高すぎて、数々の続編や派生作品が登場し、ボクはまったく追い切れていません。
と言うか、1979年に始まった初代のオリジナルガンダム、いわゆる
ファーストガンダム
しか知らないのです。
ボクもまだ小学校低学年でしたね、確か。
日本中でガンプラ(ガンダムのプラモデル)が大流行。
ボクは当時、そのブームに巻き込まれていなかったはずなんですが、ある日、近所の自動車ディーラー(ダイハツのお店)でお祭りがあったので、参加したんです。
で、くじ引きでたまたまガンプラが当選したんです。
当選したのは、ギャン。
まだガンダムを見たことも無かったボクは、ギャンの役割をまったく知りませんでした。
おとなしかったボクは、近所の年上のお兄ちゃんの家でさっそく組み立てさせられることに。
当時のガンプラって色は単色。ガンダムカラーと言うインクが市販されていて、それで塗るんですよね。それがまた楽しみのひとつだったようですが、その日はとにかくそんなのも持っていないので、組み立てるだけでした。
年上の兄ちゃんが作業途中でギャンの刀(サーベルと言う)の先端を折ってしまいました。
ボクの人生初ガンプラは破損から始まったんですね。
完成してもたいしてカッコよくも無いギャン。
ヒーロー然としているガンダムに対し、いかにも敵っぽいデザイン。
しかし、その日からボクのガンプラ熱は上昇していきました。
それからと言うもの、
- ザク
- グフ
- ドム
- ズゴック
- ゴッグ
- アッガイ
などと買いそろえていき、いよいよガンダムカラーも買い、近所の友達もガンプラに染まり、小学校時代の青春はガンプラでした。
特にボクのお気に入りは、
- リアルタイプ ゲルググ
デカールと呼ばれる透き通ったシールを貼るモデルです。
これを手に入れるために抽選券を手に入れたような記憶が。
泣けるガンダム
子供の頃のボクはガンダムを単なるロボットアニメだと思っていました。
しかし大人になってから見直すと、まあ泣ける泣ける。
つまり、当時の他のロボットアニメと違って圧倒的にストーリーテラーなんです。
確かにロボット(モビルスーツと呼ばれる)にも重きは置かれますが、それ以上に重要なのが人間関係。
もう、全然、勧善懲悪じゃ無いんですよね。
主人公アムロの苦悩。
そして敵となるシャアもまた苦悩の人。
物語の中ではいくつも泣ける場面があるんですが、ボク的にはやはり、カイとミハルの出会いと別れ。
帰ることの無いミハルをいつまでも待つ弟たち。
ガンダムの中でも一二を争う名場面ですが、実は第24巻に後日談があります。
カイとセイラの再会シーンです。
これには泣けました。
THE ORIGINと言う漫画は、基本的にはファーストガンダムをベースにしているので、ボクのような初代ガンダム世代にはたまらないんですが、かなりの創作があって、まったく初めてガンダムを読んでいる気持ちにもなります。
そして、ホントにまったく初めてガンダムを読む人にもピッタリ。
日本を代表するアニメ、そして漫画であるガンダム。
その源流であるTHE ORIGIN。
ボクも大人になり、こうやって全巻を読破できるようになりました。
Kindleと言う電子書籍ならではの大人買い。
ぜひ、これから読む漫画を探しているみなさん。
全巻大人買いして一気に読んでください。
必ず満足するはずです。
そして、他のガンダムシリーズも読みたくなるでしょう。