春秋戦国時代
中国大陸の春秋戦国時代を扱った漫画として大人気のキングダム
2006年から連載中で、ボクもKindle版の電子書籍を全部揃えています。
現時点で最新は第56巻。
まだ7国は存続していて、作者によると、100巻くらいは行きそうです。
ボクも最新刊が出るのが楽しみで仕方が無い漫画のひとつです。
ボクはたいていの漫画は完結してから大人買いして一気に読むんですが、キングダムの完結を待っていると、あと10年くらいかかりそうなので、待ちきれずに読み始めてしまったわけです。
物語は後に始皇帝となる政の時代。
しかも政が物心ついて、完全に自分の意思で行動する時代以降ですね。
非常に志の大きな好人物として描かれています。
政の曾祖父である昭王も熱い人物として好印象に描かれています。
達人伝
もうひとつ、春秋戦国時代を描いた漫画として、達人伝も読み始めました。
これは2013年からの連載です。
現時点での最新刊は第25巻。
秦がすでに残り6国の脅威になっている状態で始まりますが、時代としては昭王。
キングダムより早い時期です。
なので登場人物はキングダムより少し早い、戦国四君(孟嘗君、信陵君、平原君、舜臣君)や荘子、藺相如、廉頗あたりから始まります。
キングダムが秦を主役にしてヒーロー扱いしているのに対し、達人伝では秦は凶悪な国として描かれています。
この2本の長編漫画がどちらも連載中であるコトで、読者としては実に楽しいのです。
達人伝の作者は王欣太。
かつて三国志の曹操を主人公にした蒼天航路の作者ですね。
これもボクは全巻読みました。
一般の三国志演義をベースとした物語は劉備、関羽、張飛、諸葛孔明、趙雲が主人公で、曹操が敵役ですが、こうやって様々な本を読むと、立場によって全然違うんですよね。
ボクもこれまでにたくさんの歴史書や映画を見てきました。
明智光秀を悪役とする物語もあれば、明智光秀を主人公とする物語もあります。
歴史の教科書では悪い印象が強い田沼意次も、みなもと太郎の風雲児たちでは正しい人物として描かれています。
ちなみにボクは、この本で平賀源内のファンになって墓参りをしました。
いつも言っているコトですが、1つの情報では一面的な知識しか身に付きません。
たくさんの本を読み、たくさんの情報を得るコトで、物事に対する原因が見えてきます。
ボクも、三国志だけでも、色んな作者の小説や漫画を読みました。
歴史物語としては、吉川英治の三国志や黒田如水などをオススメしますが、過去の人物の成功や失敗を学ぶコトは未来を作るための大きな源になるので、多くの人が歴史を知るコトを望みます。
漫画の方がとっつきやすいので、そんな人は漫画で十分だと思います。