人物
ネットを見ていると、おかしな人が多いです。
ボクはこのブログでもずっと言っているんですが、物事はうわべよりも中身が大切です。
中身で判断しないと矛盾するんですよ。
例えば、ある政党を支持し、別の政党を非難するコトはおかしいのです。
例を出しましょうか。
Aさんは■党を支持しており、▲党を非難します。
あるとき、■党が文書を改ざんしました。
国民からは非難の声があがりますが、Aさんは■党を支持しているので、その件を擁護します。
すると今度は、▲党が文書を改ざんしました。
国民からは非難の声があがります。Aさんも非難します。
この時点でAさんの行動はおかしいんですよね。
文書の改ざんと言う同じ行為に対して、■党の場合は擁護し、▲党の場合は非難する。
国会でもありますよね。
同じ行為が自分にも返ってくるブーメラン現象が。
正しいのは、中身を判断するコトです。
つまり、■党であっても▲党であっても、文書の改ざんはダメなので、両方とも非難すべきなんです。
ボクはいつも言っていますが、どの政党も政治家も支持しません。
政治家はすべて批判の対象です。
批判の意味、わかりますか?
批判とは、正しいコトはちゃんと評価し、間違っているコトは非難するコトです。
だから例えばボクは、現職の総理大臣の安倍首相に関しても、正しいと思えるコトを言えばきちんと賛同しますし、おかしいと思えばきちんと非難します。
安倍首相を支持するとか、安倍首相を非難するのでは無いのです。
同じ安倍首相でも、言っている「中身」によって個別に判断して賛同したり非難したりします。
でも、支持者と言われる人たちは、上で述べたように、中身では無く人で支持するかどうか決めてしまうんです。
とにかく支持する人のコトを擁護する。対立する人を非難する。
だから、矛盾します。
最近のできごと
Twitterでおなじみの作家の百田尚樹氏。
ずっと自民党のやり方を擁護していたんですが、今のコロナウイルスの対応には大いに非難しています。
すると、それを見ていた人たちは言うんですよね。
百田尚樹は手のひらを返した、と。
百田尚樹は自民党支持だったのに、やめた、と。
違うんですよ。
彼は中身を見ているだけ。ボクと同じですね。
だから、自民党のやり方の中で正しいと思うコトには賛同しますし、おかしいと思うコトには非難するんですよ。
自民党だから支持する、では無いんです。
中身で判断ですね。
だから、手のひら返したわけでは無く、一貫していますよ。
見ていればわかりますが、自民党のやり方に対して賛同したり非難したりしています。
それが正しいのです。
他にネットで有名人と言えば、2ちゃんねる創設者の、西村博之氏。
先日、誰かがこんなコトを言っていました。
お前ら、ひろゆきをいつまで支持するんだ?あいつはiPhoneが登場したときに、これは売れないと言ったヤツだぞ。
うーん。変ですよね。
iPhoneの登場を見て、売れるか売れないかは単なる予想です。
当然、予想が当たる人もいれば予想が外れる人もいます。
では、予想を外した人は、その後すべて信頼できないんでしょうか。
違いますよね。
西村博之氏はその後も、正しいコトも言いますし間違ったコトも言います。
大切なのは個々の中身です。
ボクは西村博之氏の言っているコトのうち正しいと思うコトには賛同しますし、西村博之氏の言っているコトのうちおかしいと思うコトは否定します。
彼はその性格上、ロジカルに発言するコトが多いので、矛盾は少ないと思います。
でも、考え方は色々なので、賛同するコトもあれば賛同できないコトもあります。
ここまで書いてきて理解できたでしょうか。
誰かと完全に一致するコトなんてそもそも無いんです。
裁判で、同じ犯罪を犯したのに人によって刑罰がバラバラだとダメでしょ?
同じ初犯で同じ金額の窃盗なのに、ある人は無罪、ある人は有罪、ではダメでしょ?
それと同じです。
■党であっても▲党であっても、同じ成果をあげたら同じように評価すべきですし、同じ悪事をしたら、同じように非難すべきです。
もちろんボクは百田尚樹氏も西村博之氏も支持しません。批判します。つまり、良いコトは賛同しますしおかしなコトは非難します。
実際、これまでの彼らの発言を見ていて、賛同するコトもたくさんありますし、賛同できないコトもたくさんあります。
きちんと個別に判断しています。
どうも世の中には、これができない人が多い。
つまり、思考力の欠如です。
単に誰を支持するか。
支持する人によって判断を変えてしまう。
与党支持者は野党のコトを何でもかんでも非難し、野党支持者は与党のコトを何でもかんでも非難する。
大衆がこんな状態なんです。
そりゃ、変な政治家がたくさん当選しますよ。