死者の数
年が変わったので、新年に考えておきたいコトをいくつか書いているわけですが、今回は、命を守る話。
2019年発生した新型コロナウイルスは2020年、2021年に終息するコトは無く、2022年を迎えてしまいました。
ボクは以前から言っていますが、コロナだけに目を奪われて、他のリスクを忘れてしまうのが恐ろしいです。
新型コロナウイルスが発生して以来、2年強で、日本では、18000人強の数の人がコロナによって亡くなっています。
1年当たり9000人ほどですね。
これ、多いと思うかも知れませんが、コロナの無い常時の日本において、1年間に約130万人が亡くなるのです。
コロナ以外の死亡が130万人でコロナが9000人。
死者全体としてはコロナは0.7%ほどであり、要するに、コロナによる死者数はほぼ誤差の範囲なんです。
リスク全体を考える
わかりやすく言えば、1000人のうち、コロナで亡くなる人は7人、残りの993人はコロナ以外で亡くなっています。
しかもコロナの死者の大半は高齢者であったり既往症患者です。
命を守るためには、リスクの大きなモノを優先的につぶす必要がありますが、今の日本では、マスコミの報道効果もあって、コロナ一色です。
自殺者数は1年で1万人から2万人。コロナより多いです。
コロナを防ぐために自粛すれば、自殺者数はますます増えます。
コロナ対策として既にウイルス接種も実施されています。
そこまで神経質にコロナ対策ばかり行って、結果的にコロナ以外の死者数が増えれば本末転倒なのです。
本来の目的は命を守るコトであり、コロナ対策はその手段のハズ。
ところが、もはや、コロナ対策が目的化してしまっています。
どこの政党も、コロナ対策を謳うばかり。
コロナ自粛を緩める方が死者数が減るのであれば、ボクはコロナ自粛を緩めるべきだと思います。
繰り返し言いますが、手段を目的化してはいけません。
目的は命を守るコト。
コロナ死者数よりも、それ以外の死者数の方が多いのであれば、そちらの対策を優先すべきだと思います。
つまり、自粛よりも経済活動活発化が優先です。
そうすれば、トータルでの死者は減るでしょう。