ニュートン
先日、最近のボクは量子力学にハマっていると書きました。
量子力学の話で必ず出てくるのが、アインシュタインです。
アインシュタインと言えば相対性理論ですが、量子力学には懐疑的な立場の人なんですよね。
まあ、その話はここでは書きませんが、アインシュタインの登場以前の物理学の代表的人物と言えばニュートンでした。
近代物理学はニュートン力学と言われるくらいですからね。
万有引力の法則が有名です。
ニュートン力学は日常生活をしているボクたちの周りで普通に見られます。
例えば、西向きに時速100キロメートルで走っているクルマから、西向きに時速100キロメートルで走っているクルマを見ると、止まって見えます。
同じ向きに同じ速さなので当たり前ですよね。
片側2車線の高速道路で2台のクルマが並んで走っている状態です。
アインシュタイン
昔の人は、例えば、雷は神の怒りだ、などと言っていたわけです。
非科学的に物事を考えるのが常識だったんですね。
いかにニュートンが今のボクたちにとって重要な人物かが良くわかります。
そんな現在でも通用するニュートン力学の常識を覆したのがアインシュタインです。
実はボクも、アインシュタインには衝撃を受けました。
さっきの、時速100キロメートルのクルマの話を少し変えてみます。
あくまでも仮定の話ですが、光の速さと同じ速さで走れるクルマがあるとしましょう。
西向きに走っている光の速さのクルマから、西向きに走っているもう1台の光の速さのクルマを見たら、どう見えるでしょうか。
ニュートン力学の常識では、止まって見える、です。
しかし、実際には、光の速さのクルマから光の速さのクルマを見たら、なんと、光の速さに見えるのです。
これを、特殊相対性理論における、光速度不変の原理、と呼びます。
つまり、光の速さだけは、どんな状態から見ても常に光の速さで見えるのです。
めちゃくちゃ不思議だと思いませんか?
アインシュタインがすごいのは、これを頭脳だけで明らかにしたコトです。
なにせ当時は、高度な実験器具もありませんからね。
アインシュタインがこの理論を発表してから100年ほど経過し、その間に、科学技術が発達して、実際に様々な実験が行われましたが、すべて、光速度不変の原理が正しいコトを証明しています。
まさに、アインシュタインは天才だったわけです。
ニュートン、アインシュタインと来て、量子力学。
実は、ニュートン力学の世界から見れば不思議な不思議な相対性理論ですが、そんなアインシュタインから見て、量子力学の世界は懐疑的です。
有名なのはシュレディンガーの猫の話。
ただし、この話を書くと長くなるので、いずれ気が向いたら書くコトにします。
いずれにせよ、時速100キロメートルのクルマと光の速さとでは、同じ観測結果が成り立たない。
それを知って面白さを感じてもらえればうれしいです。