非天マザー by B-CHAN

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インターネットのおかげで死の直前の友人と接触

mixi

 

 

昔話をします。

 

もうずいぶん前ですね。

今から9年前。

 

ボクはすでに関西から東京に移住済みでしたが、生まれ育ち社会人になったのも関西なので、友人知人関係は関西の方が圧倒的に多かったのです。

ただし、関西を離れて数年だったので、連絡を取っていない友人知人も何人もいました。

 

当時はスマホ時代が始まったばかりで、まだmixiがそれなりに盛況でした。

ボクはmixiのユーザーでは無かったんですが、たまたま、東京の友人がmixiのユーザーだったので、その人の招待によってmixiのユーザーになりました。

mixiはFacebookとほとんど同じで、本名でやっていれば、過去の友人知人が見つかります。

そんなわけで、たまたま、ボクの高校時代の友人のひとりを見つけました。

 

 

白血病

 

 

彼とは、ボクが関西在住時代に自宅に遊びに行ったコトがあります。

高校時代からの親友で、昔は手紙のやり取りもしていました。

 

大人になってからは連絡も途絶えがちになり、そうこうしている間に、ボクは行き当たりばったりで東京に移住したので、会う機会がありませんでした。

 

そして、mixiでの再会。

とりあえず、mixiでメッセージを送ってみました。

すると、さっそく返信が。

でも、返信の内容が衝撃だったのです。

 

「実は白血病で入院してる。」

 

数年ぶりのやり取りがいきなりの重病報告。

ボクはすかさず、見舞いに行く旨を伝えましたが、とても見舞いを受け入れられる容態では無いと言う理由で断られました。

 

文字情報だけで心配するしかない状態。

そのわずか数日後、彼の妻からメッセージがあり、彼が亡くなったコトを知らされました。

 

彼もボクが知らない間に東京に住んでいたようで、もっと早く連絡していれば、東京で会う機会もあったはずですが、時すでに遅し。

 

関西出身ですが、葬儀も東京でした。

ボクはすでに東京に住んでいたので、関西時代の友人を東京に呼んで一緒に参列。

数年ぶりの対面が死に顔でした。

 

死の数日前に偶然、ボクがmixiに入会してメッセージを交換できたのは奇跡としか言いようがありません。

 

ボクの高校の同級生なんですが、40歳になるまでにすでに2人が亡くなっています。

1人は京大卒、1人は今回書いた彼で慶応大から公認会計士へ。

優秀な同級生が短命で亡くなっているんですよね。

 

その後、1年、2年と経過。

ボクの手元には、彼とやり取りした手紙が残っています。

一方、残された妻も、やがて新しい人を見つけ、新しい家庭へ。

 

mixiには、ずっと彼のページが残っています。

そう言えば数年前に死んだ別の友人もFacebookにページを残したまま。

 

ボクが死んだら、このブログはどうなるんでしょうね。