学力テスト
今年の学力テストの結果が公表されました。
こう言うのって、いつから公表されてるんでしたっけ?
学力を見るテストのはずなんですけど、記事を読むと、変な話になっていますよねえ。
気付きました?
相対的学力、絶対的学力
出ました。
久々の相対論、絶対論。
多くの人が、誤解してしまう概念です。
久しぶりなので、カンタンに説明しましょう。
あるテストを受けたA君は全校生徒の中で1位でした。
得点は80点。
わあ、1位だ!すごい!
と、なりがち。
その頃、別の学校で同じテストを受けたB君は100位でした。
なあんだ、100位か、たいしたこと無いな。
ところが、B君の点数は90点でした。
つまり、91点以上獲った生徒が他に99人いたと言うことです。
相対的に見れば、A君が優秀ってことになりますが、絶対的な学力はB君が上。
人の能力を見るときに、他人と比べてしまうと、優秀性を見誤ります。
学力テストなんだから、学力の程度を問うべきなんですよね。
ところが、上記の記事では、話が、1位だの何位だのと終始しています。
70点で1位になることもあれば、80点で10位になることもある。
相対的評価って、そんなモノですよ。
相対的な評価に目を奪われて、絶対的な評価を見落としてしまう。
その結果、優れた方を見逃してしまう。
それは、大きな損失ですね。
誰かと比べてどうか、では無く、その人自身はどうか、その眼力を持つのが大切、ボクはそう思います。