怒らない
こんにちは。
アンガーマネジメントと言う言葉が流行りましたが、アンガーとは怒ること、つまり、怒る感情の管理ですね。
ボクと現実にお付き合いがある人は知っているかも知れませんが、ボクは怒りません。
よく、ニュースなどで、
「カッとなって刺した。」
なんてのを見ますが、ボクは、カッとなりません。
初対面の人からは特に、穏やかと言われることが多いです。
「穏やか」と「おとなしい」は全然違っていて、ボクは、おしゃべりはするほうです。
人見知りではありますが、慣れれば、よくしゃべります。
で、怒りません。
なぜ、怒らないのか。
北風と太陽
怒ると言うのは、自己中心的な感情です。
自分にとって不愉快なことがあるから怒る。
これは言い方を変えれば、
自分がガマンすれば、それで済む。
と言えます。
相手と意見が衝突したとき、自分の考えが受け入れられなかったとき、カッとしてしまう人は多いでしょう。
それが極限まで行って、事件を起こしてしまう人がいるわけです。
親子ケンカで親を刺してしまう、夫婦ケンカで配偶者を刺してしまう。
実は、ケンカの原因は命を奪うほどでは無いことがほとんどです。
少なくとも、命を奪うと言うのは、日本では、死刑か正当防衛くらいしか認められていません。
つまり、命を奪われたことに対する罰則か、命を奪われることに対する防御かのいずれかです。
ケンカの内容でそこまでになることは、まずありません。
カッとなることは、必要の無い殺人につながりかねない、と言うことです。
また、少し話は変わりますが、例えば、職場でのケンカ。
職場で怒るのは、ボクはマネジメントのレベルの低さだと思っています。
北風と太陽の話がありますよね。
旅人のコートを脱がせるために、北風は強引な手段を使いますが、うまくいきません。
一方、太陽は暖めることで、旅人が自らコートを脱ぐことになります。
つまり、相手に強制的に何かをさせるのでは無く、自分の意思でするようにコントロールする。
これこそが上手なマネジメントだと思いませんか?
仕事だからと仕方無くやるのか、それとも自分の意思でやるのか。
同じ仕事でも喜びが違います。
これが怒ることのデメリットと同じだとボクは思うんですよね。
夫婦でも、友達でも同じ。
怒って相手をねじ伏せるよりも、きちんと筋が通った話をして、相手が納得するほうが、お互いがハッピーですよね。
人間はいつ死ぬかも知れません。
どんな元気な人も、明日、事故で亡くなる可能性があります。
ボクもそうです。
もし、ツマラナイことで怒った状態で、その人と、永遠のお別れになってしまったら。
残ったほうは一生の後悔にさいなまれるでしょう。
自分がガマンして済むことは、それで終わり。すぐに忘れる。次に進む。
ボクはそうやって生きています。
ただし勘違いしないで欲しいのは、自分以外の人が苦しむことについては、その限りではありません。
罪の無い小さな子供が虐待されているニュースを聞くたびにボクは怒りを覚えますから。
でも、そんな場合でも、加害者に怒りをぶつけることは本質的な解決にはなりません。
100回の事件が起こって100回の怒りをぶつけても、101回目が起こります。
大切なのは、1回目が起こったときに、怒りをぶつけることよりも、2回目が起こらないように対策することです。
怒ることは人を幸せにしない。
だからボクは怒りません。
人を幸せにする方法を考えます。そのほうがずっと人間らしいと思っています。