参議院議員選挙
参議院議員選挙が行われました。
まあ事前の予想どおりと言うか与党に投票する人が多かったわけです。
と言うか、あいかわらずの低投票率なので、どっちかと言えば、投票しない人が多くて、投票した人の中では与党に投じた人が多かったと言う方が正確でしょうか。
で、ここ数年は選挙の度に、憲法改正発議が話題になります。
与党と野党の戦いは、改憲か憲法維持かの戦いと言っても良いくらい。
で、ボクは、まったく与党を支持していません。
と言って野党も支持していませんが。
数ある施策の中で、憲法改正と言う一点に関して言えば、ボクは以前から書いているとおり、改憲派です。
ただし、現時点での自民党の改憲草案には大反対です。
9条以外
以前書いた憲法のお話がこちら。
憲法を含め、あらゆる法律は、時代とともに、そぐわなくなるので、改正されるべきだとボクは考えます。
今の日本国憲法では、とにかく9条問題が中心となりがちですが、ボクが恐ろしいのは、9条のどさくさに紛れて、他の部分まで改悪されるコトなんです。
憲法は、国民を守るために、権力を縛り付ける目的があります。
と言うコトは、もし、憲法の中身が現行よりも少しでも、国民を締め付ける方向に行けば、それは、国民にとって不利益となる可能性があります。
現時点での自民党の改憲草案の中には、権力を強化、つまり、国民を締め付けやすくする案がいくつか存在します。
この話をすると、
「いやいや、自民党が国民を締め付けるなんてしないから大丈夫。」
と言う人がいるんですが、ボクはそこを心配しているのでは無いのです。
もし、その草案通りに憲法が改正されたとして、将来、その憲法の下で、自民党以外のもっと行儀の悪い政党が選挙に勝ってしまったらどうしますか?
その憲法が国民を締め付けやすいコトを利用して、その政党が暴走するかも知れないわけです。
ボクの心配はそこなんですよ。
将来、どんな政党が与党となっても、憲法によって国民が不利益となるようなコトがあってはいけないんです。
現時点での自民党草案だと、もしそれが実現すれば、どこかの政党が暴走してしまう可能性があると心配しているのです。
政権が交代しても、国民が不利益にならないような草案が必要です。
なので、現行の9条の改正は良いとしても、その他の部分はできれば現行憲法を維持してもらいたい。
それがボクの希望ですね。
単に改憲賛成だからと言って、全面的に賛成してしまうと、あなたあなた自身やあなたの家族、子孫が苦しむコトになるかも知れません。
憲法は国の根幹です。
安易に賛成や反対をせずに、ひとつひとつ大切に検証しましょう。
自民党支持者だからと言って自民党の草案に賛成したとしても、将来、他の政党がその憲法を利用する可能性があるコトも意識しておきましょう。
決して、権力者に有利に、民主主義を薄めるような方向にしてはいけないと思いますよ。