非天マザー by B-CHAN

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ブラック高校を卒業したボクが思うこと

新設進学校

 

 

ブラック企業問題はいつも多くの人の関心をひきます。

では、学校はどうでしょうか?

 

例えば、人が会社に行くのは生活費を得るためであり、仕事をしないと収入が無くなって生きていけません。

つまり、仕事は必須なんですよ。

生きるために必須の行為に対し、ブラックな環境を与えることは、生きる権利の剥奪と同じなんですよね。

だから、ブラックは問題になる。

 

一方の学校。

学校は、こっちがおカネを払って行く場所です。

会社とは逆。

はっきり言ってしまえば、行く義務は無いんです。義務教育では無い学校は。

 

ボクが通っていた高校は、今では県内でトップクラスの進学校です。

高校生ウルトラクイズと言う番組にもたまに出場しているようです。

 

ボクが入学したのは、その学校設立2年目。つまりボクは2期生です。

もうずいぶん昔ですけどね。

 

で、当時は、とにかくトップ校を目指すため、強烈なカリキュラムが組まれていました。

 

中学の卒業を待たずに入学前学習と言うことで招集がかかり、ボクは驚きましたが、さすがにそれはクレームがあって中止になったようです。

 

しかし、入学してからは、まさにブラックでした。

1日の時間割がすごいんですよ。

標準で1日が7時間授業なんです。

7時間あるだけでもすごいんですが、この高校の1時間はホントの1時間なんです。つまり授業1時間が60分。

たいていの学校は1時間授業って50分ですよね。

でも、ここは60分なので、午前中には3時間しか授業が入らないんです。

そして、昼食を挟んで午後から4時間。

午前が3時間、午後が4時間、これで1日7時間授業。

つまり、7時間目が終わる時点ですでに夕方の5時20分。

すごいでしょ。

これが毎日ですよ。

これが標準です。

 

成績の悪い生徒は居残りとして8時間目が始まります。これももちろん60分授業。

夕方の5時半から始まって6時半までです。

 

まず、普通の7時間授業の日は、朝の8時半から夕方の5時20分まで、つまり8時間50分拘束です。

8時間授業の日は、朝の8時半から夕方の6時半まで、つまり10時間拘束です。

これは労働基準法的には1時間超過ですよね。

でも、これは労働ではありません。

義務でもありません。

やるかやらないかは意思次第です。

 

あと、珍しかったのは、体育の授業が毎日ありました。月曜日から土曜日まで週に6日。

受験に勝つには体力が必要だからだそうです。

体育の授業なのにスクワットやらの筋トレと猛烈な走り込みをさせられましたよ。

プロ野球か!

 

さて、この過酷な環境にいて、ボクはどう言う対応をしたか。

それがこれです。

 

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その生徒たちの中でも圧倒的に多くの勉強をしたわけです。

スパルタ進学校なので、模擬試験などでは順位が発表されます。

ボクはだいたい学年で1番から10番に入っていました。

この話をすると、決まって、

 

頭の良さ自慢

 

と捉える人がいるんですが、そんなくだらないことでは無いんです。

 

 

感謝

 

 

ボクはそれまではダラダラと過ごすタイプでした。

しかし、このブラック環境が目覚めさせてくれたんです。

何をか。

それは、人並み外れて努力すれば、能力は上がると言うことです。

おそらく高校3年生当時のボクは日本で一番勉強した高校3年生のひとりだと思います。

1年間ずっと午前3時まで勉強しつつ、そんな過酷な授業を受けていたんですから。

そりゃ、どんなアホでも能力は上がりますよ。

ちゃんとやればね。

1日7時間の授業をきちんと受けて復習もして、しかも毎日夜中の3時まで勉強。これを1年間欠かさずやる。

それやってる人、少ないでしょ?

結局、やるかやらないか。

どうせ自分はバカだから、と言っている人は単に自分の都合の良いように話をそらしているだけです。

自分がやらないことを棚に上げて、バカに生まれてきたせいにしている。

そんなことをしても一生、何も成長しませんよ。

まずは認めた方がいいです。

自分が何かで劣っているのはサボっているからだ。

逆に言えば、日本で一番努力すれば、まず高い確率でトップクラスの実力になります。

もし、それでも劣っていると感じるのなら、そこで初めて嘆いたらいいんですよ。

自分は日本一努力したのに、それでも能力が低い。

そんな身体に生まれてきて運が悪いな、と。

その場合は誰も非難しませんから。

 

ほとんどの人は努力をしないで不運だけを嘆いている。

そんなもん、自業自得ですよ。

もったいなくないですか?

自分からチャンスを捨てるって。

 

必要なのは高い能力では無く、高い能力を得るための努力です。