犯罪の暴露
いまの時代は個人が自由に発信できます。
自分で撮影した動画を世界中の誰にでも見せるコトができます。
不思議なコトですが、自分で行った犯罪行為を自分でSNSを使って発信する人が少なからずいます。
飲食店で食材や卓上調味料を舐める様子を撮影して発信する人が昨年から今年にかけて話題になりましたよね。
わざわざ自分の犯罪をみんなに見せる。
普通、犯罪者は自分の犯罪をバレないようにするんですが、なぜかわざわざ見せる頭の悪い人たち。
知らないまま
でも、考えてみてください。
わざわざ見せる人って、犯罪者全体の一部に過ぎないハズ。
てコトは、同じようなコトをしておいて、バレないままの犯罪もたくさんあるハズです。
飲食店で食材や卓上調味料を舐め、そのままそしらぬ顔。
お客さんはそんな食材や調味料を知らずに使っているわけです。
ボクも知らずに使っているのかも知れないですし、あなたも知らずに使っているのかも知れない。
じゃあ、それによって、健康被害が生じているかと言えば、実際のところ、ほとんど何も起こらないんですよね。
つまり、感情的には非常に気持ち悪い犯罪ですが、それを知らなければ、大した被害が出ない。
以前、ボクの知人が言っていました。
駅や店舗などの公共的な洗浄トイレの洗浄シャワーなんて絶対に使わない、と。
まあ、感情的には理解できます。
他人のお尻を洗ったシャワーなんて使う気が起きない。
でも、感情抜きに考えてみると、シャワーを使わないお尻の状態と、シャワーを使ったお尻の状態とでは、雑菌の数から言えば、圧倒的に前者が汚いのです。
つまり、感情論と現実論とで相違がある。
それが現実。
飲食店での舐める犯罪も、犯人が発信しなければ、多くの人は知らないまま。
特に健康被害が出なければ、ホントに知らないままで終わってしまうわけです。
その場合、むしろ、知らないままの方が幸せなのかも知れません。