雑踏
雑踏を歩くと多くの人とすれ違います。
その大半は見知らぬ人であり、そして、その大半は二度と見る機会の無い人です。
生きていると、そんな場面が無数にあります。
ボクは昔から思うんですよね。
実はあの人
人生における大切な人っているじゃないですか。
親友とか配偶者とか。
その人たちとの出会いって、すべて偶然ですよね。
学校で出会ったにしろ、職場で出会ったにしろ、サークルで出会ったにしろ、ナンパで出会ったにしろ。
すべて偶然。
過去の自分の行為の何かひとつでも違っていたら、それは起こらなかった可能性が高いです。
関西で生まれ育ったボクは人生の途中で急に、
「そうだ東京で暮らそう。」
と思い立って引っ越しました。
それからは東京もしくは関東の多くの人との出会いの毎日。
もしあのとき、あんな思いが無ければ、みんな出会わなかったわけです。
雑踏ですれ違う人も同じ。
もし、過去に、たったひとつ何か行動が違っていれば、その後の人生の方向も変わり、もしかしたら、さっきすれ違った見知らぬ人が、実は大切な人になっていたのかも知れません。
だって、すべて偶然ですから。