非天マザー by B-CHAN

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拘縮の恐ろしさ

骨折

 

 

9月20日に右腕の上腕骨の一番上を骨折したので、その話題を何度か書きました。

昔、腕相撲で右腕を骨折したので、右腕の上腕骨の骨折は2度目だとも書きました。

 

腕相撲骨折のときは骨が粉々になったので腕を切り開いて手術しました。

金具を埋め込んで1年後に取り出し。

全治1年ですね。

しかし、怖いのは拘縮なんですよ。

 

 

大変なリハビリ

 

 

骨折すると、骨が接合するまでは、腕を固定します。

たった1ヶ月ほどですが、ギプスで固めます。

この、たった1ヶ月と言うのが恐ろしい。

人間の可動部は、たった1ヶ月でも動かさないと、動かなくなるのです。

腕相撲骨折のときも右腕を90度に曲げたまま固定したので、そこから動かなくなりました。

それが拘縮です。

動かないと生活できないので、リハビリによって回復させるのです。

ボクの場合、それなりに元通りに動くようになるまで半年ほどリハビリに通いました。

動かないモノを動かすので激痛です。

リハビリを受けるたびに激痛で叫んでいました。

リハビリを受けたくない患者さんもたくさんいました。

でも強烈なリハビリのおかげで、いまのボクは右腕を使えているのです。

 

ところがまた骨折。

今回は肩の付近なので、右腕をこれから1ヶ月ほど上に上げられません。

下ろした姿勢で1ヶ月。

間違いなく拘縮が起こるでしょう。

骨自体は1ヶ月程度で接合すると言われていますが、拘縮から、右腕が元通りに動くようになるまで数ヶ月間の地獄のリハビリが必要になりそうです。

拘縮を防ぐためには、腕を上げれば良いんですが、それをやると骨が付かないので、できません。

 

骨折経験がない人は知らないと思いますが、骨折とは、骨の接合はもちろん、腕や足の場合は、拘縮から苛烈なリハビリを乗り越えて、元通りに動かすまでの戦いです。

あきらめれば、腕や足は動かないままです。

 

リハビリは激痛でツラいので、そう言う意味でも、骨折は避けたいモノです。

 

何度も言いましたが、自動車に乗る時、後部座席だからと言ってシートベルトしない人がいますが、なぜわざわざそんな地獄を選ぶんですかねえ。

自動車事故の発生件数を考えたら、シートベルトが命取りになる確率は非常に高いですし、仮に生きていても全身骨折なら、地獄の回復経過が待っていますよ。