サイコロの目が出る確率は6分の1
サイコロは6面体なので、サイコロの目が出る確率は6分の1。
そう教えられましたし、自分でもそう思っていましたし、世の中の大半の人もそう思っているでしょう。
でも、大人になると、いろいろ考えるんですよ。
ホントに6分の1なのか、と。
サイコロの目が出る確率は6分の1では無い
厳密に考えれば、6分の1では無いですね。
それは数学的な理論の話ではありません。
物理学の話です。
サイコロの各面には、1個から6個の印が付いていますよね。
異なる印が付いているのだから、各面で、ごくわずかに重さが違います。
例えば、面の数を穴で表現しているサイコロなら、1の面には穴が1個開いていますし、6の面には穴が6個開いています。
当然、それぞれの重量バランスは違いますよね。
各面が出る確率を正確に6分の1にするためには、穴の数、形状、配置、空気抵抗などを、6面ともまったく同一にする必要があります。
しかし、それでは、すべての面の形状を同じにする必要があります。
もはや、サイコロとして成り立ちません。
つまり、1から6までの数をランダムに出すのが目的であるサイコロと言う時点で、厳密に各面は6分の1の確率では出ない、と言うコトなのです。
ここからは推測ですが、6の面は穴の数が一番多い、つまり、一番軽いので、出やすいと思うんですよね。
たぶん、1億回くらい振れば、6の面が一番多く出る結果になる気がします。
物理的に。
ただし、その裏側の1の面の穴がかなり大きく掘られていれば、その推測もハズれますが。