アナログ
今回は、プロ野球OBの大島康徳さんのブログ記事です。
わりとよくある、アナログ擁護記事ですが、ボクは疑問に思うんですよねえ。
別に大島さんの人格批判ではありません。
それとはまったく別の、ロジックのおかしさが見て取れるんです。
文章の趣旨は、自己防衛のために、アナログを通し続ける、と言うコトです。
すると、
デジタルは危険
アナログは安全
と言う考えが根底にあります。
デジタル
ごく普通に仕組みを理解すればわかるんですが、今回のドコモ口座の事件は、デジタルの危険性が原因ではありません。
単純にドコモと銀行の「仕組み」に問題があったから起こったのです。
なので、仕組みがきちんとしているインフラでは、デジタルであっても事件は起こっていません。
原因がデジタルかアナログかでは無いのです。
もし、アナログの世界であっても、その仕組みに欠陥があれば、当然、事件は起こり得るわけです。
デジタルでもアナログでも、仕組みがきちんとしていれば事件は起こりません。
デジタルでもアナログでも、仕組みがずさんなら事件は起こり得ます。
つまり、デジタルとアナログ、どっちが安全か、と言うのは本質とは無関係です。
でも、今回の事件はたまたまデジタルの世界で起こりました。
そして、大島さんはアナログの世界にいました。
たまたま自分がいる世界とは反対の世界で事件が起こっただけなのに、自分がいる世界の方が正解、と言ってしまうのは、明らかに論理的におかしいです。
次はもしかしたら、アナログの世界で事件が起こるかも知れませんよ。
大島さんは自分がアナログの世界にいて、自分を正当化したい。だからアナログが安全であるかのように書いてしまった。
繰り返し言いますが、問題はデジタルかアナログかでは無く、仕組みにあります。
これを読んであなたはピンと来たでしょうか?
ボクは大島さんはファイターズ時代によく応援していました。
なので、大島さんの人格に何ら問題を感じません。
単に、今回の記事に関しては、つじつまが合ってないコトに気付いた。
それだけです。
安全を求める際、デジタルかアナログかで大ざっぱに判断せず、きちんと仕組みを理解するコトをオススメします。
その上で選択すると、最大の安全が得られます。
そうでなければ、デジタルでもアナログでも事件は起こり得ます。