人見知り
人生でどう言う生き方をするか、何を目的とするかは人それぞれですが、多くの人は、多くのおカネを稼ぎたいと考えるのは共通でしょう。
おカネを稼ぐには、宝クジに当たる以外は、仕事をする必要があります。
どんな仕事をするか、どうやって仕事をするかによって、稼ぎ方は全く変わります。
ここで、ボクの生き方を軽く紹介します。
生き方と言うより、考え方ですかね。
ボクは子供の頃、極度の人見知りでした。
親が人付き合いが苦手な方なので、その遺伝でしょう。
だから大人になってからも、人見知りは変わっていません。ただし、人付き合いに対する意識の変化はあったので、いまボクのことを知っている人は、ボクが人見知りだとは思わないでしょう。
そんな人見知りだったボクは、中学から高校に進んだ時に理系のコースを選びました。
何となく、
- 文系 = 営業
- 理系 = 研究や生産
と言うイメージがあったからです。
人見知りのボクが営業なんてできるわけが無いですし、だから子供の頃からパソコンばかり触ってましたし。
そんなボクが通ったのは、今では日本屈指の進学校となった高校です。ボクはその学校の2期生なんですよね。
2年生までに高校3年分のカリキュラムが終了し、3年生になるとひたすら入試問題を解く授業です。猛烈な進学カリキュラムです。
当然、ボクも2年生終了時に3年分の理系の授業は受け終わっていたんですが、そこで心境の変化が。
そうだ、文系に行こう!
人見知りのボクが理系に行くなんて既定路線すぎる。
と言うか、
- 文系はキャピキャピ←偏見・誤解
- 理系は研究室にこもりきり←偏見・誤解
と言う、変なイメージもありました。
そこは、人見知りながらアグレッシブさを備えるボクの性格が出たんですよね。
で、高校3年生になってから文系にチェンジ。
死ぬほど勉強したおかげもあって、無事に大学受験合格。
大学も四回生になると就職活動ですよ。
ボクは就職に関してはまったく意識してなくて、自分が仕事に就くことすら実感が湧いていませんでした。
しかし、流れに乗って就職活動。
流れに乗ってしまったことは多少後悔してますが。
文系に来たものの、パソコン大好きなボクは富士通のようなコンピュータ企業に勤めるのかなと言う気分でした。
しかし、またしても心境の変化が。
こう考えました。
自分の好きなことは仕事にしなくても、これからも趣味として関わって行くだろう。
しかし、自分と縁が遠いことは、仕事にでもしない限り、一生、縁がないままだろう。
だから、自分と一番縁が無いことを仕事にしよう。
と言うわけで、ボクが当時、一番縁が無いと考えた金融の世界に行くことにしました。
そうです。
銀行です。
こうすれば、好きなパソコンも趣味としてスキルを磨きつつ、金融も仕事としてスキルを磨けます。
得意なこと
多くの人は、自分の好きなこと、自分の得意なことを仕事にするんですが、ボクは逆を行ったんです。
自分の一番苦手なこと、縁が無いことを仕事に選んだんです。
人見知りの性質を遺伝で継いでいるボクが銀行に文系として入り、営業がメインに。
それはもう、苦労しましたよ。
苦労したから失敗だったかと言えば、それは逆なんです。
苦労したおかげでスキルが劇的に磨かれました。
いま、ボクと出会った人たちは気づくと思いますが、ボクは非常にトークが流暢です。
これはボクが自負しているのではなく、人から言われます。
学校の先生のように人に何かを教えたりプレゼンするのに非常に向いている、と。
そうです。
かつての人見知りのボクがそのままなら、絶対にそんなことは言われないんです。
営業的な仕事について苦労してスキルを磨いたおかげで身についたんです。
不得意なことを仕事にして、無理やり身につける。
考えてみれば、遠回りなんですね。
ここで重要な話をしましょう。
仕事で成功して資産家になる人たちには共通点があります。
それは、
- 苦手なことは避ける。
- 苦労することは避ける。
- 得意なことを仕事にする。
です。
考えてみれば、当たり前ですよね。
コツコツと努力を積んで苦労してスキルを磨くのはたしかに立派なマインドです。
しかし遠回り、かつ、不利なんですよね。
それよりも、もっと割り切って、得意なことに注力する。
得意なことだから、モチベーションも高いんです。
もちろん得意だから、ライバルに差をつけられる。
得意だから続けられる。
嫌なこと、苦手なこと、苦労することは、どうしても長続きしにくいです。
よほどの精神力が無ければ難しいでしょう。
ボクの場合は、残念(?)ながら、苦手で苦労する道を選んでしまいました。
みなさんはぜひ、ボクのような生き方をせず、得意なことを仕事にして、どんどん稼いでください。