昭和時代のヒーローから日本のヒーローへ
みなさん、ウルトラマンって知ってますよね。
1966年にテレビで放映され、その後、シリーズ化されながら現在でも放映されている、日本で一番有名なヒーローの一人です。
地球上ではわずか3分しか戦えないカップラーメンのような設定が特徴ですが、やはり3分は短すぎますよね。
年齢は2万歳だそうです。
寿命がせいぜい80歳のボクらですら3分は短いと感じるのに、すでに2万歳になっているウルトラマンにとって3分って、たぶん3秒くらいの感覚じゃないでしょうか。
さて、そんな風に、ボクは人間とウルトラマンとの対比をしてしまうのです。
重すぎない?
ウルトラマンのプロフィールを見てみましょう。
はい。
ウルトラマン
身長:40メートル
体重:35000トン
では、人間はと言うと。
人間
身長:170センチメートル
体重:70キログラム
もちろん大柄な人もいれば小柄な人もいるので、あくまでも代表値としてです。
これだけでは比較がわかりにくいですよね。
まずは身長を見てみましょう。
すると、ウルトラマンの身長は、人間の身長の、
23.5倍
あります。
では、ウルトラマンは人間を単に縦に23.5倍伸ばしたのかと言えば、そうでは無いですね。
我々が生きる三次元空間では、縦・横・奥行きの3つの要素があります。
見たところ、ウルトラマンの体型は中肉中背なので、上記の代表値として書いた人間と体格的にはほとんど同じだと思われます。
すると、ウルトラマンは、人間と比べて、身長は23.5倍ですが、厚みも幅もそれぞれ23.5倍あることになります。
となると、体積は、
23.5倍 × 23.5倍 × 23.5倍 = 12,978倍
となるはずですね。
ウルトラマンは35000トンつまり35,000,000キログラムです。
人間は70キログラムです。
35,000,000 ÷ 70 = 500,000倍
ウルトラマンの体積は人間の12,978倍。
ウルトラマンの体重は人間の500,000倍。
何と、ウルトラマンは体積に対して体重が39倍も重いのです。
では、これを人間に置き換えたらどうでしょうか。
70 × 39 = 2730
と言うわけで、人間で言えば、
身長:170センチメートル
体重:2730キログラム
かなりの肥満です。
おそらく人類史上で一番体重が重い人の10倍近くあります。
ウルトラマンは、人間で言えば、激烈肥満なんですね。
しかし、ウルトラマンはあのルックス。
さっき、中肉中背と書きましたが、筋肉質です。
これが170センチメートルだとすると体重が2730キログラム。
すごいです。
見た目は普通の人間なのに重さは乗用車以上。
うかつにぶつかるとこっちが跳ね飛ばされます。
この体積でこれほど重い物質って存在するのでしょうか。
足の部分だけでも数百キログラムはあるでしょうから、足を上げるだけでも、ものすごく強力な筋肉が必要だと思います。
みなさん、もし街の中で人間と同じ大きさになって歩いているウルトラマンを見かけても、触れないようにしましょう。
当たるとケガします。
まあ、靴のサイズが27センチメートルだとすると、その足の面積に2730キログラムの体重が乗るので、地面にめり込んで歩けないとは思いますが。
そう考えると、ウルトラマンが住む星の地面って、どんなに固い材質なんでしょうか。