金融リテラシー
リテラシーと言う言葉が最近は一般化しました。
知識、みたいなモノです。
金融リテラシーと言えば、金融知識と理解すればOKでしょう。
もちろん、ただ知っていると言うことでは無く、使いこなせる知恵を含むんですが。
インターネット上に、著名なブロガーはたくさんいますが、その中でも最も有名なI氏。
有名なので、ファンもアンチもたくさんいます。
ボクは別にどちらでも無いですが、やはり有名になるには少なからぬインテリジェンスを持っています。
そのI氏が先日、金融リテラシー系の記事を書いていました。
ボクは、やはり世の中にはリテラシーレベルの高い人間と低い人間がいるんだなと思いました。
I氏はもちろん前者。リテラシーは高いです。
今回、書かれていた記事は、ボクも以前から書きたいと思っていた内容だったので、先に書かれたなあと思ったんですが、まあ大切なことなので、ボクも書いてみようと思います。
住宅ローン
借金はできるだけしない方が良い、と言うのが定説としてありますが、ボクは素直には納得できません。
それは金融リテラシーの問題です。
例えば、日本の企業の大半は借金を背負っています。
日本を代表する大企業であるトヨタやソフトバンクには数兆円クラスの巨額な借金があります。
金融リテラシーの無い人は、借金は苦労の原因、苦労の結果だと思いがちですが、借金の本来の役割はそんなことではありません。
生活が苦しいから仕方なく借金する人とはまったく別の話なのです。
借金の最大の役割は時間を買うことです。
例えば、住宅ローンと言う借金制度が存在しない場合。
サラリーマンは、若い頃からコツコツと貯金して数十年。
60歳になってようやく住宅を買う資金が貯まりました。
なので家を買いました!
でもすでに60歳。
実際は住宅ローンがあるおかげで、30歳でマイホーム入手。
そしてコツコツ返済して60歳で完済。
つまり、住宅ローンと言う借金を使って30年間と言う時間を買ったのです。
その時間を買う料金が「金利」なんですね。
魚屋さんで魚と代金を交換するように、住宅ローンと言う借金で時間と金利を交換するわけですね。
数多くの企業が借金をする理由もそこです。
企業にとって一番大切なのは時間です。
従業員には雇用した月から給料を払わなければなりません。
仕入れ先には仕入れ代金を払わなければなりません。
入居している事務所の賃料を払わなければなりません。
光熱費を払わなければなりません。
事業が軌道に乗るまで支払いを待ってくれ!
なんて言えないわけです。
だから借金を利用します。
時間を買うわけです。
借金のおかげで事業が継続できるんですね。
借金にはもうひとつ、大きな役割があります。
それはこちら。
住宅ローンのことから脱線したので、続きは次回の記事に書きますね。