進学校
ボクが卒業した高校はいまでは有数の進学校で、テレビ番組の高校生ウルトラクイズにもたびたび出るようになったようです。
直近でも2021年に出ていますね。
しかし、ボクはその高校の2期生であり、ボクが入った年には上には1学年しか無かったわけです。
要は新設校ですね。
厳しい高校生活
他の一般的な高校に行った友達の話を聞いていると、ボクの母校は猛烈な進学カリキュラムだったようです。
ボクはそれしか知らないので、それが当たり前だと思っていましたが、よその高校とはずいぶん違うようです。
授業は月曜日から土曜日まで。
月曜日から金曜日までは、7時間授業でした。
ただ、1コマが60分授業なので、午前中は3コマ、午後から4コマでした。
長いので午前に3コマしか入らないのです。
普通の学校は、午前中が4コマ、午後が2コマですよね。
昼食後に60分が4コマ。
なかなか大変ですよね。
さらに、体育が週に5コマありました。
進学校と言うコトで、大学受験には体力が必要との理論で、体育の授業が多かったんですね。
特に冬場はひたすらジョギングでした。
60分間の授業中、ずっと走っていました。
グラウンドを1周してからグラウンド脇の土手に登って降りてくるコースで、非常にハードでした。
冬の間に150kmを走破するノルマがあり、人によってノルマを達成する早さが違いますが、どの生徒も最終的には達成していたようです。
私立の新設の受験校なので知名度を上げる必要があり、とにかく難関大学に多くの合格者を出したい。
だから、他校よりも激しいカリキュラム。
7時間目を終えても、その日の小テストなどで不合格だった生徒は、8時間目や9時間目が組まれました。
いわゆる7時間目の定時が17時半だったので、9時間目が終わるのは19時半を過ぎます。
そんな学校なので、クラブ活動は難しかったですね。
特にボクは国立大学を目指すコースだったので、クラブ活動とは無縁の高校生活でした。
授業が長いため、通常の高校3年間のカリキュラムは高校2年生で完了しました。
そして、高校3年生の1年間はずっと、大学入試問題を解いていました。
中間テストや期末テストでは普通に難関大学の入試問題が出題されました。
つまり、定期テストで良い点を獲った生徒は、その時点で大学入試突破のチカラがあるわけです。
ボクの高校3年間はそんな過ごし方でした。
新設校なので、良くわからずに入って来た生徒も多かったようで、当時は成績格差は激しかったようです。
結果論ですが、ボクは2期生として、その学校の歴史で初の旧帝国大学合格者として記録されました。
成績の悪い生徒は先生からよく叱られていましたが、逆に優良成績者は手厚く扱われていた気がします。
すごくキライな高校生活でしたが、あの猛烈な生活を過ごして、一般的な高校生プラスアルファの知識を身に付けられたコトは、後の人生にメリットだったと思います。
ただし、世の中に対する要望としては、学歴フィルターよりも能力フィルターを重視する世の中になってほしいと思っています。
まあ歳を取れば学歴なんて関係無くなるんですけどね。